毎年、庭の雑草に苦しめられています。草むしり、草刈りなどをして取った雑草はその場に放置するか、ゴミとして捨てていました。
雑草は使い道がないと思っていましたが、雑草で堆肥を作ることができることを知りました。邪魔な雑草の活用法が見つかった瞬間です。
そこで、堆肥枠で雑草堆肥に挑戦することにしました。
堆肥枠で雑草堆肥作り【2022年】
今まで堆肥を作ったことがないので、まずは堆肥枠作り(90cm四方)から始めることになります。2022年8月に材料を買ってきて、実際に作ったのは10月下旬です。
堆肥作りには6ヶ月くらいかかるらしいので、堆肥が完成するのが予定より遅くなってしまいました。単純計算だと4月下旬に完成するので、家庭菜園の夏野菜には間に合わないかもしれません。
堆肥枠で雑草堆肥を作る【2022年】
雑草堆肥に適している雑草は、葉っぱが大きい雑草だそうです。庭にはイネ科のような細長い雑草が多いので、あまり適していない雑草を使うことになります。
イネ科などを使うと分解に時間がかかるようです。雑草堆肥の完成まで6ヶ月より長くかかるかもしれませんが、仕方ありません。
堆肥枠を作るまでの間に、袋を使って雑草堆肥を作り始めています。
堆肥枠で雑草堆肥を作る1(1日目:2022年10月下旬)
堆肥枠を作り、そのまま雑草堆肥も作り始めました。まずは堆肥枠の中に雑草を詰めます。
雑草と土を踏み固めながらミルフィーユ状に重ねていくのが一般的な作り方のようです。米ぬかを入れると発酵が早くなるそうで、手に入るなら米ぬかも入れた方がいいみたいです。
今回は土を使わずに、雑草だけを使って堆肥化させてみます。米ぬかはあったんですが、入れ忘れてしまいました。
雑草が乾いていると分解されないので水をかけるようですが、十分に湿っていたので入れませんでした。水の代わりに木酢液でもいいようです。
堆肥枠は2段重ねにしました。これは堆肥の材料をかき混ぜる「切り返し」という作業を楽にするためです。詳しくは切り返しをするときに説明します。
今回の雑草堆肥作りの第1段階は、堆肥枠に雑草を入れて踏み踏み、雑草を入れて踏み踏み、という作業の繰り返しでした。本当は米ぬかを間に入れるはずだったんですが、全部の作業が終わってから気づきました。
雑草を十分に入れ終わったらブルーシートをかぶせます。これはなくてもいいみたいですが、水分量の調整や温度維持に役立つそうです。
ブルーシートはビニール紐で止めました。これで雨の侵入を防げます。ただ、ブルーシートに雨が溜まってしまうのが問題です。板などのフタの上からブルーシートをかぶせるのがいいかなと思っています。
1か月に1回くらい切り返しをして、6ヶ月で完成するそうです。
堆肥枠で雑草堆肥を作る2(64日目:2022年12月下旬)
1か月後に切り返しをしようと思っていましたが、「また今度」と思って2か月が過ぎてしまいました。ブルーシートを取って、上の堆肥枠を隣に置きます。
上の方はほとんど分解されていません。中の方も同じで、分解されているのか心配になるくらいの状態です。
分解されにくい雑草を使ったのが原因かもしれません。この状態だと6ヶ月で堆肥ができるとは思えないので、家庭菜園の夏野菜には間に合わなそうです。
堆肥の材料を隣に置いた堆肥枠に移しながら切り返しをします。「切り返し」は堆肥の材料をかき混ぜる作業のことです。
堆肥を作るには酸素のある状態で微生物に分解してもらう必要があるんですが、堆肥枠の下の方は酸素がない状態になりやすいそうです。酸欠にならないように切り返しが必要になります。
体積が減りましたが、堆肥枠が90cm×90cm×30cmなので、かなりの量になります。手で移動させるのも、スコップなどを使って移すのも大変なので、フォークを購入することにしました。
フォークの値段はだいたい4,000円くらいですが、DCMブランドの四本爪フォークは税込2,178円でした。2,000円くらいなら買おうと思っていたので、迷わず買いました。
手で移したりはしていないので比較はできませんが、フォークを買ってよかったと思っています。楽をしたいなら手に入れて損はないと思います。
雑草を移して踏み踏み+米ぬか、移して踏み踏み+米ぬかを繰り返しました。その結果、堆肥枠1段まで体積が減りました。
堆肥枠1段の状態で堆肥作りを進めることにしました。ブルーシートをかぶせて1回目の切り開始作業は終了です。
1か月後にまた切り返しするので、余った堆肥枠にはそのときに活躍してもらう予定です。
堆肥枠で雑草堆肥を作る3(109日目:2023年2月上旬)
前回の切り返しから1か月以上経ちましたが、あまり分解は進んでいないように見えます。少し白くなっているところは微生物くんたちが頑張っている証拠でしょうか。
このままブルーシートをかぶせてしまうことも考えましたが、予定通り切り返しをすることにしました。
堆肥化中の雑草を別の堆肥枠に移動させて、踏みつぶして、米ぬか+水をかけて、という感じで何層か重ねました。水はかけなくていいと思っていましたが、乾いているところがあったのでかけることにしました。
全部移動させたらブルーシートをかぶせて切り返し完了です。1か月後くらいにまた切り返しをしようと思っています。
堆肥枠で雑草堆肥を作る4(157日目:2023年3月下旬)
春になってきているので、ブルーシートをかぶせてあっても表面に雑草が出てきています。それ以外の見た目はあまり変わっていない感じです。
切り返しのために、もう1つの枠に移動させました。乾いているところがあったので水をかけておきました。分解は進んでいるような印象です。
切り返し作業が終わってから、水の代わりに木酢液を使った方がいいことを思い出しました。次の切り返しのときに必要なら木酢液を使おうと思います。
ブルーシートをかぶせて切り返し完了です。
堆肥枠で雑草堆肥を作る5(195日目:2023年5月上旬)
分解は進んでいますが、まだまだ時間がかかりそうです。気温が上がってきているので、分解も早くなるのでしょうか?
もう1つの枠に移しなら切り返し。分解促進のために米ぬかを投入して、適当な倍率に薄めた木酢液をかけました。
最初は堆肥枠2段分の雑草でしたが、現時点で1段の半分くらいまで減りました。思った以上に体積が減るようにです。
堆肥枠で雑草堆肥を作る6(275日目:2023年7月下旬)
分解は進んでいるようです。まだまだ時間がかかりそうなので、冬に予定している家庭菜園拡張で使えたらいいかなと思っています。
これまで切り返しはもう1つの堆肥枠に移す形でやっていましたが、量も減ってきたので堆肥枠の中で混ぜることにしました。最初は2段分あったのに、今は1段の半分くらいになっています。
分解を早めるために米ぬかを入れて、水で薄めた木酢液をかけました。予定では1か月後に切り返しですが、また2か月後とかになりそうな気もしています。
「堆肥枠で雑草堆肥作り【2022年】」の続きはまた後日。