育てた大豆で味噌を作ってみたい。そんなことをぼんやりと考えながら、初めての大豆栽培に挑戦してみます。
枝豆を放置していれば大豆になりますが、どうせなら大豆用の品種を育てることにしました。
大豆栽培【2023年】
家庭菜園をやっていて、自分で育てた何かで加工食品的なものを作れたら面白そうと思うようになりました。料理とは違うので、候補は少なくなります。
最初に思いついたのが、鉄腕ダッシュでやっていて、以前に知り合いから手作りのものをもらったことがある「味噌」です。同じ材料で作れる納豆も候補にはなっています。
どちらにしても、作るのは大豆です。大豆用の品種の種を手に入れて、大豆作りに挑戦です。
大豆の品種
大豆の品種は「フクユタカ」です。これしか見つけられなかったので、選択肢がありませんでした。
フクユタカは晩生品種の固定種です。収穫時期は11~12月なので、かなり時間がかかるようです。
一緒の育てる野菜
大豆はいくつかの野菜のコンパニオンプランツとして育てます。その野菜は、「白ナス(ホワとろナス、新ひかり)」、「トウモロコシ(ピュアホワイト)」です。
自然農的な家庭菜園の参考にしている竹内孝功さんの『これならできる! 自然菜園』には、4つの畝(うね)を1年ごとにローテーションしていきます。ナス科とウリ科はその年の後作についてはっきりと書かれていないので、その区画で大豆を育てることにしました。
トウモロコシはイネ科ですが、ローテーションの分類ではウリ科に入れるそうです。
畝(うね)について
拡張した家庭菜園には1m×2mの畝が2つあります。連作障害対策でローテーションするので、1m四方の4区画に分けました。
大豆を育てる家庭菜園の区画は、ナス科区画(ホワとろナス)とウリ科区画(トウモロコシ)です。それに加えて、ガーデンフレームのナス科区画(新ひかり)でも育てます。
大豆を作る【2023年】
大豆は枯れるまで待つ必要があるので、そこそこ栽培期間が長くなると思います。それも考えた上で、家庭菜園計画に組み込みました。
種を手に入れてから、収穫時期の記載をちゃんと読んでなかったんですが、収穫時期は11~12月です。晩生品種なのはわかっていましたが、思ったより遅くて驚きました。
フクユタカしか大豆の種がなかったので、仕方ありません。無事に収穫できるように頑張ります。
大豆を作る1(1日目:2023年6月上旬)
フクユタカの種まきは6~7月なので、6月になってから種まきをすることにしました。
1か所に3粒ずつ蒔きます。土をかぶせて、手で押して圧着しました。当たり前ですが、種の見た目は普通の大豆です。
家庭菜園のナス科区画(ホワとろナス)は、3か所に蒔きました。鳥に食べられないように、緑の草を敷いておくらしいです。
家庭菜園のウリ科区画(トウモロコシ)も3か所。畝(うね)の真ん中に蒔きました。
ガーデンフレームのナス科区画(新ひかり)も3か所です。合計で9か所に蒔きました。味噌が作れるだけの収穫量になるでしょうか?
大豆を作る2(7日目:2023年6月中旬)
大豆が発芽しました。アップにした写真の大豆はまだ双葉がしっかりと開いていない状態です。
ナス科区画の大豆は3か所とも発芽。自然農的に雑草マルチをしているので、どれが大豆の芽なのかわかりにくくてすみません。
ウリ科区画(トウモロコシ)も3か所とも発芽。
ガーデンフレームのナス科区画も全部発芽しました。これで9か所全部が発芽したので、まき直しは必要なさそうです。
大豆を作る3(11日目:2023年6月中旬)
本葉が2枚になったので、2本に間引きました。ナス科区画は右の大豆の成長があまりよくないようで、1本が本葉2枚、1本がまだ双葉という状態です。
ウリ科区画(トウモロコシ)は順調のようです。トウモロコシの間に大豆があるので、作業がしにくいのが難点。
ガーデンフレームのナス科区画も順調です。石が大量にあるところの上に土を乗せてあるだけなので、これから成長に差が出るでしょうか?
大豆を作る4(40日目:2023年7月中旬)
家庭菜園のナス科区画の大豆は、ナスが邪魔になるくらいの大きさになりました。思っていた以上に大きくなったので、相性がいいはずなのに邪魔し合う感じになっている気がしています。
家庭菜園のトウモロコシ区画の大豆はトウモロコシの間で、少し窮屈そうな感じです。トウモロコシは8月上旬に収穫が終わると思うので、その後は広々した空間を使えるようになる予定。
ガーデンフレームのナス区画の大豆もナスを邪魔している感じです。ナスと大豆は同じくらいの時期に終わりになる予定なので、ずっとこのままです。
大豆を作る5(56日目:2023年8月上旬)
大豆の花が咲いていました! 思っていたのと違う場所に花があったので驚きました。
大豆を作る6(73日目:2023年8月中旬)
大豆の花は伸びていきながら咲いていくみたいですね。ちゃんと実ができそうなのか、そうじゃないのかわかりませんが、待ち続けるしかできません。
大豆を作る7(79日目:2023年8月下旬)
探しに探して、やっと小さなさやを見つけました。茂ってはいるけど、収穫は少ないのかもしれません。
大豆を作る8(92日目:2023年9月上旬)
さやがたくさんできていました。途中で収穫すれば枝豆ですが、大豆になるまで待ちます。
ちなみに、枝豆は別に作っています。
大豆を作る9(120日目:2023年10月上旬)
葉っぱがスカスカになっていました。
よく見ると何かの幼虫がたくさんいました。大豆は防虫していないので仕方ないかなと思います。
ただ、あまりにもたくさんいるので、葉っぱごと取り除きました。この感じだと実もやられてそうですが…。
大豆を作る10(133日目:2023年10月中旬)
葉っぱを切ってしまったところの実は、今のところ枯れたりはしていないようです。成長に影響が出るかもしれませんが。
枝豆は虫食いだらけだったので、大豆も同じかなと思っています。味噌を作れるほどの量の収穫は無理ですかね。
大豆を作る11(183日目:2023年12月上旬)
枯れてきたので収穫します。
根元から切って、大丈夫そうな大豆を選んで取っていきます。
種を蒔いたのは家庭菜園に6か所、ガーデンフレームに3か所です。種まきのときはもっと収穫できると思っていました。
自然農的に栽培したのも影響していると思いますが、大豆栽培は大変です。味噌を作れるほどの量を収穫しようとしたら、今のやり方だと何倍もの面積が必要ですね。
それでも、ちゃんと収穫できたので満足。
大豆栽培【2023年】まとめ
自家製大豆を使って自家製味噌を作る計画で始めた大豆栽培。家庭菜園に6か所、ガーデンフレームに3か所、合計9か所に種を蒔いたので、それなりの量を収穫できると考えていました。
その計画が無理そうに思えてきたのは、枝豆栽培で大量の虫食いが発覚した頃です。たくさんの枝豆ができていましたが、食べられるのは半分以下。
大豆も同じになるだろうと思っていました。そして、その予想は見事的中。
今回の大豆栽培は白ナスとトウモロコシのコンパニオンプランツだったので、本気で味噌づくりをするなら、専用区画で栽培した方がよさそうです。ただ、それだけの畑を用意できないので、味噌づくり計画は断念するしかありません。
味噌づくりを考えなければ、少しでも収穫できたので一応満足はしています。
この記事を書いている時点(2023年12月)では、来年の家庭菜園計画に大豆は入れていません。十分な広さの畑を使えることになったら、再検討しようかなと思っています。