家庭菜園をやっていて、ふと思ったことがあります。それは「自給自足できるか?」ということです。
野菜や果物は作ることができそうですが、お米は田んぼ(水田)が必要なので難しいそうです。でも、畑で作る稲があることを知り、作ってくることにしました。
畑で玄米からお米作り(陸稲)【2023年】
畑で作る稲は「陸稲」と呼ばれているみたいです。読み方は「りくとう」、「おかぼ」。どっちでもいいんだと思いますが、個人的には「おかぼ」という響きが気に入っています。
2023年は初めてということで、コンパニオンプランツ的な栽培にしようと思います。
畑で玄米からお米・陸稲作り(2023年)
お米作りで使う種はもみ殻付きのお米のようですが、お米作りをしている知り合いもいないので、手に入れることができません。そこで、玄米を使うことにしました。
玄米には胚芽があるので、そこから芽が出て、稲を育てることができるそうです。ということで、普段買わない玄米をスーパーで買ってきて、それを種にします。
畑でお米・陸稲作りの経過1(1日目:2023年5月下旬)
緑っぽい玄米もありますが、取り除くのが面倒なのでこのまま使います。こんなに量はいらないと思いますが、念のため多めにしました。
玄米のまま種まきをすると、発芽する前に腐ってしまうという情報があったので、まずは水に浸けて発芽させます。
記憶が正しければ、お米は先に芽が出て、その後から根っこが出るそうです。
畑でお米・陸稲作りの経過2(6日目:2023年5月下旬)
お米は先に芽が出るらしいので、そこそこ芽が伸びている状態です。どのタイミングで蒔くか迷っていたら、ここまで伸びてしまいました。
芽を土の上に出すか迷いましたが、かなり長くなっているもの以外は埋めることにしました。もう少し早く種まきすれば、何も考えずに蒔けたはずです。
3cmポットに2粒ずつ蒔きました。5粒くらい蒔いても足りるくらいの量でしたが、多くてもよくないかなと思って2粒にしました。
陸稲(おかぼ)を育てる場所がそんなにないので、培養土(下側)10ポット、挿し木・種まき用の土(上側)10ポット、合計20ポットに種を蒔きました。
トレイに乗せて、底面給水で日陰に置いて管理します。
畑でお米・陸稲作りの経過3(14日目:2023年6月上旬)
いくつか芽が出てきました。全体的に挿し木・種まき用の土の方が順調に見えます。
どのタイミングで植え付ければいいかわからないので、順番に育っていってくれると助かります。果たしてどうなるか?
畑でお米・陸稲作りの経過4(35日目:2023年6月下旬)
培養土の方は全部枯れてしまい、残ったのは種まき用の土だけです。玄米を発芽させて種まきしたから培養土だとダメだったのでしょうか?
種まき用の土は肥料分がないので、念のため余っていたイチゴの肥料を少しあげました。もう少し大きくなったら植え付ける予定です。
畑でお米・陸稲作りの経過5(44日目:2023年7月上旬)
陸稲が大きくなってきたので、植え付けることにしました。時間差での植え付けを考えていましたが、時期的に遅くなってしまうので、まとめて植え付けます。
自然農的にストチュウに3時間以上浸けてから植え付けます。
トウモロコシの畝(うね)の横に植え付けました。陸稲用に畝とかを用意していなかったので、空きスペースに無理やり、という感じです。
小さい陸稲は枯れてしまうかもしれませんが、水やりなしで育てていきます。8株中何株が根付いてくれるでしょうか?
畑でお米・陸稲作りの経過6(57日目:2023年7月中旬)
8株中2株が枯れ、残り6株になりました。大きくなってきているので、一応順調という感じかなと思います。
畑でお米・陸稲作りの経過7(63日目:2023年7月下旬)
枯れてはいませんが、根っこがしっかりと張れていなくて倒れている株がありました。このままだと倒れて枯れてしまうかもしれません。
倒れていたら土を寄せて真っ直ぐにすることにしました。これでしっかりと根付いてくれるといいんですが。
畑でお米・陸稲作りの経過8(86日目:2023年8月中旬)
ぐらぐらしていた陸稲もしっかりと根っこを張ってくれました。普通の稲を考えると小さいと思いますが、種まきが遅かったので仕方ないかなと思っています。
畑でお米・陸稲作りの経過9(109日目:2023年9月上旬)
出穂しました。ただ、病気なのか、茶色くなっているものがあります。
畑でお米・陸稲作りの経過10(119日目:2023年9月中旬)
意味があるかわかりませんが、唐辛子スプレーで防虫することにしました。唐辛子スプレーは唐辛子とニンニクを焼酎に2週間浸けたもので、水で600倍に薄めて使います。
穂が茶色くなっているのが気になるところ。よくわからないので、そのままにしておきます。
畑でお米・陸稲作りの経過11(165日目:2023年11月上旬)
種まきが遅い上に、日当たりが悪かったので、小さいままです。
まだ緑のところがあるので、収穫には早そうです。
畑でお米・陸稲作りの経過12(210日目:2023年12月中旬)
鳥に食べられることなく、ここまできました。ということは、食べるほどのものではないということな気がします。
ただの藁のような感じです。
中身はスカスカ。完全に失敗です。種まきも遅かったし、日当たりもあまりよくない畝間だったので、仕方ないかなと思っています。
畑で玄米からお米作り(陸稲)【2023年】まとめ
玄米から育てる陸稲(おかぼ)。思い立ったのが遅くて、種まきも植え付けも遅いスタートでした。
種まきには、種まき用土と培養土を使いました。比較目的でしたが、玄米からのお米作りでは種まき用土を使った方がよさそうです。
植え付け後は順調に成長してくれたらよかったんですが、倒れかけたりしながらあまり大きくなりませんでした。
最初から失敗に終わりそうな気もしていましたが、予想通りの失敗です。育てる場所が悪かったというのもありますが、一番の問題はスタートが遅れたことだと思います。
それでも、玄米を発芽させて、稲にすることができることがわかりました。時期を合わせて、うまく育てれば、お米を収穫できるはずです。
また来年挑戦するかは迷っています。どうせやるなら専用区画を作りたいと思っていますが、それだけのスペースを確保するのが難しいからです。
もう少し考えてから決めようと思います。