【自然農】トウモロコシ(ピュアホワイト)栽培【2023年】

2023年に拡張した家庭菜園。4つに分けたうちの1つ、ウリ科区画ではトウモロコシを作ります。トウモロコシはウリ科ではなくイネ科ですが、ウリ科区画の野菜に含まれるそうです。

トウモロコシ(ピュアホワイト)【2023年】

2023年は、竹内孝功さんの『これならできる!自然菜園-耕さずに草を生やして共育ち』などの本を参考にしながら、自然農的な家庭菜園にしていきます。

その本によると、野菜の種類別に畝(うね)をローテーションして連作障害を防ぐそうです。トウモロコシはウリ科区画になるようなので、ウリ科区画でトウモロコシを育てます。

トウモロコシの種、品種

トウモロコシの品種は、「ピュアホワイト」にしました。本当は苗を買ってくる予定でしたが、他の種を探していたときに、ピュアホワイトの種を見つけて衝動買い。

理由は単純で、白いトウモロコシだったからです。家庭菜園で作るなら、普通に売っているものより、あまり見かけないものを作った方が楽しいですよね。

一緒の育てる野菜

コンパニオンプランツとして「大豆」を一緒に育てます。本当は枝豆みたいなんですが、枝豆を放置したら大豆になるので、ウリ科区画では大豆を作ることにしました。

他にもコンパニオンプランツの候補はありましたが、大豆を作ろうと思って種を手に入れていたので、大豆を選びました。

畝(うね)について

拡張した家庭菜園には1m×2mの畝が2つあります。連作障害対策でローテーションするので、1m四方の4区画に分けました。

トウモロコシはウリ科区画に含まれるそうなので、ウリ科区画で育てます。キュウリを育てることも考えましたが、家庭菜園拡張での問題を解決するためにトウモロコシを選びました。

家庭菜園は穴を掘って、石を取り除いた土を戻して、という感じで拡張しました。そのとき、土を戻すために降りていた場所が踏み固められてしまっています。

地中深くを耕すために、深くまで根を張るトウモロコシを選びました。

トウモロコシ(ピュアホワイト)を育てる【2023年】

トウモロコシは直播きとポット蒔きの2つの種まき方法があるそうです。ポット蒔きだと管理が大変なので、直播きを選びました。

直播きで発芽しなかった場合はポット蒔きしようかと思っています。

トウモロコシを育てる1(1日目:2023年5月上旬)

トウモロコシは1m幅の畝(うね)に2条(2列)で育てられるそうです。受粉のことを考えると10本以上をまとめて育てる方がいいと書いてありました。

ただ、トウモロコシの株間は30cmらしいので、1m×1mでは6本が限界です。もしかしたらうまく受粉できないかもしれませんが、それはそれでいい経験ということにします。

トウモロコシの種は、尖っている部分を下にして土に埋め込むように、1か所に4粒ずつ蒔きます。土をかぶせて手で押して圧着します。

トウモロコシの種を取りに食べられないように、種を蒔いたところの上に緑の雑草を軽くかけておくといいそうです。トウモロコシはその雑草の隙間から芽を出してくるみたいです。

トウモロコシは2割くらいを1週間くらいずらして種まきした方がいいということだったので、2か所だけ残してあります。緑の草がない右奥の2か所です。

トウモロコシを育てる2(7日目:2023年5月中旬)

トウモロコシが発芽しました。水やりなしでも発芽するので、下手に水やりするより楽なのかもしれません。

種まきしないでいた2か所に4粒ずつ種を蒔きました。予定通り、1週間くらい遅らせての種まきです。

トウモロコシを育てる3(31日目:2023年6月上旬)

だいぶ大きくなってきました。1週間遅れで種まきしたトウモロコシ(左側の奥2本)がどれかわからないくらい、成長が同じくらいになっています。

本葉3~4枚で1本に間引くらしいので、間引きました。間引いたトウモロコシは雑草マルチの一部にします。

トウモロコシを育てる4(42日目:2023年6月中旬)

かなり大きくなりました。順調に成長しているようです。

大きくなるにつれて、風で倒れないか心配になります。何度か支柱を立てようと思いましたが、支柱を立てているトウモロコシを見た記憶がないので、そのままにしてあります。

トウモロコシを育てる5(43日目:2023年6月中旬)

前日まで真っ直ぐだったトウモロコシが斜めになっていました。左奥のトウモロコシを見ると、倒れているのがよくわかると思います。

全部同じ方向に倒れているので、おそらく風が原因だと思います。折れている感じではなかったのが救いです。

必要ないかなと思っていた支柱を立てて、支えることにしました。風が原因なら、これで成長を続けてくれるはずです。

トウモロコシを育てる6(49日目:2023年6月下旬)

下の葉っぱが黄色くなっていたので、米ぬかを撒きました。1株につき一握りもないくらい、軽く蒔いた感じです。

全体的には順調に成長しているかなと思います。風で倒れた影響もあまりなさそうです。

トウモロコシを育てる7(52日目:2023年6月下旬)

一番大きいトウモロコシに穂ができていました。これが雄花になります。雄穂(ゆうすい)とも言うそうです。

雌花は雌穂(しすい)と呼ぶらしく、雄花に送れて出てくるみたいです。

トウモロコシを育てる8(61日目:2023年7月上旬)

雌花(雌穂:しすい)も出てきたので人工授粉しました。トウモロコシは自家受粉しないみたいなので、隣のトウモロコシの雄花を切って、花粉をつけました。

雌花は何日かかけて出揃うらしいので、何回か人工授粉が必要かなと思っています。花粉が出るのが午前中だけみたいで、しばらく毎朝の日課になりそうです。

トウモロコシを育てる9(66日目:2023年7月上旬)

アワノメイガ対策で雄花(雄穂:ゆうすい)を切るといいらしいので、花粉が出なくなった雄花を切りました。花粉が出るものは残しながら、順番に切っていく予定です。

最初にできたトウモロコシは受粉が終わったはずなので、収穫ネットをかけて鳥とかの対策をしました。これも順番にやっていく予定です。

トウモロコシ6株のうち、3株は摘果なしで全部収穫して、残りの3株は摘果して1房だけ収穫することにしました。第2果のひげが出てきたので摘果します。

細身のトウモロコシ。

摘果したトウモロコシは茹でてヤングコーンとしていただきました。普段ヤングコーンを食べることがほとんどないんですが、想像以上の甘くておいしくできていました。

トウモロコシを育てる10(82日目:2023年7月下旬)

最初にできたトウモロコシがだいぶ大きくなりました。ひげも茶色くなってきているので、初収穫!

初めてのトウモロコシ栽培にしては立派な大きさかなと思います。収穫のタイミングは受粉から20~24日らしいので、だいたいそのくらいになるように計算しての初収穫です。

中身はしっかりとトウモロコシになっています。先端の方の実が小さいので、もう少し待ってもよかったかもしれません。

それでも、中身が見えた瞬間はすごく嬉しかったです。トウモロコシは収穫するときに出来がわからないので、ドキドキでした。

思っていた以上によくできていて、買ってきたトウモロコシくらいの甘さでした。毎年作りたくなるくらいです。

トウモロコシを育てる11(88日目:2023年7月下旬)

第2果を摘果したトウモロコシの収穫。ひげが取れてしまっているのが気になります。

ひげがないことを除けば、立派なトウモロコシに見えます。中身はどうでしょうか?

ちゃんとしたトウモロコシになっていました! 摘果していないトウモロコシと同じくらい甘くておいしいトウモロコシでした。

ちなみに、一番外側の皮の内側に何かのさなぎが入っていました。ひげが落ちていたのは、これのせいでしょうか?

トウモロコシを育てる12(91日目:2023年8月上旬)

実験的に残した第2果のひげが茶色くなりました。そろそろ収穫時期です。

細いトウモロコシなので、中身は期待できない気がします。

見た目はヤングコーンな感じです。

実は全然育っていないようです。受粉の問題なのか、第2果はこんな感じになりやすいのか。これなら摘果してヤングコーンとして食べた方がよさそうですね。

食べるのもどうかなと思ったので、トウモロコシ区画に戻して雑草マルチの一部になってもらいました。

トウモロコシを育てる13(94日目:2023年8月上旬)

残りの第2果も収穫。やっぱり細いトウモロコシです。

中身も同じような感じで、ヤングコーンのような見た目。雑草マルチの一部になってもらうことにしました。

最後のトウモロコシの収穫です。

なんとなく頼りなさげな感じがします。最初のトウモロコシが立派すぎた気もしています。

ちゃんと受粉はできていたようです。

へこんでいる実がいくつもあるのが残念。調べたところ、収穫が遅かったことが原因のようです。

記録に入れなかったトウモロコシたち

トウモロコシ栽培の後作

トウモロコシ栽培は夏に終わって、その後どうするか迷っていました。大豆が11月くらいまで続くので、そのままにしておくのもいいかなとか。

そんなことを考えていたとき、トウモロコシの抑制栽培を知りました。収穫時期を遅くするような栽培方法のことを「抑制栽培」と言うそうです。

「ピュアホワイト」の種の袋を見てみると、夏蒔きもできるようでした。そこで、トウモロコシの後作はトウモロコシに決定。

収穫が終わったトウモロコシは根元から切って、雑草マルチの一部にします。写真は長い状態ですが、細かく切っておきました。

トウモロコシ(ピュアホワイト)栽培【2023年】まとめ

初めてのトウモロコシ栽培でしたが、どうせなら珍しいものと思って、白いトウモロコシ「ピュアホワイト」を育てることにしました。

トウモロコシが風で倒れかけていたときは、収穫できずに終わってしまうことも考えました。でも、ちゃんと育ってくれて、収穫することができました。

実験的に摘果する株と、摘果しない株で味比べしてみましたが、あまり変わらない気がしました。それよりも収穫のタイミングの影響が大きそうです。

第2果がちゃんとしたトウモロコシにならなかったのが残念。次からはヤングコーンとして食べてしまおうと思っています。

今回作ってみた「ピュアホワイト」は、抑制栽培も可能な品種のようです。抑制栽培は時期をずらした栽培のことのようで、トウモロコシの場合は夏蒔き、秋収穫。

種が余っているので、同じ場所で抑制栽培にも挑戦します。

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