いくつかの野菜のコンパニオンプランツとして、マメ科の野菜を育てることにしました。そこで選んだのが枝豆です。
初めての枝豆栽培。収穫が楽しみです。
枝豆栽培【2023年】
枝豆は家庭菜園のメインではなく、コンパニオンプランツです。マメ科なら何でもよかったんですが、大豆を育てることにしたので、その種を使って緑のうちに収穫して枝豆として楽しむ計画です。
コンパニオンプランツなので、いくつかの区画で育てることになります。その分たくさん収穫できそうです。
枝豆の品種
枝豆の品種は「フクユタカ」です。大豆作り用に手に入れた種で枝豆を作る計画で、唯一見つかったのがフクユタカでした。
フクユタカ(固定種)は晩生品種なので、収穫時期は10月だそうです。家庭菜園の計画的には遅すぎる感じですが、それも経験なのでいいかなと思っています。
一緒の育てる野菜
枝豆はコンパニオンプランツなので、いくつかの野菜と一緒に育てます。その野菜は、「ミニ大根」、「ピノ・ガール(小玉スイカ)」です。
ミニ大根は拡張した家庭菜園、ピノ・ガール(小玉スイカ)はガーデンフレームで育てています。
畝(うね)について
拡張した家庭菜園には1m×2mの畝が2つあります。連作障害対策でローテーションするので、1m四方の4区画に分けました。
枝豆を育てる家庭菜園の区画は、根菜区画(ミニ大根)です。それに加えて、ガーデンフレームのウリ科区画(ピノ・ガール)でも育てます。
枝豆を作る【2023年】
家庭菜園の根菜区画は、ミニ大根の収穫が終わったら葉物野菜に切り替える計画です。夏蒔きキャベツなどを考えていますが、その時期までに枝豆の収穫はできません。
フクユタカが晩生品種なのが問題で、本当なら早生品種とかを別に用意した方がよかったと思います。もっとちゃんと考えればよかったと後悔していますが、夏にどうするか決める予定です。
ガーデンフレームのピノ・ガール区画は、その後の計画はないので、気軽に育てることができます。
枝豆を作る1(1日目:2023年6月上旬)
フクユタカの種まきは6~7月なので、6月になってから種まきをすることにしました。もう少し早く種まきすれば、早く収穫できたかなと思いながらの種まきです。
家庭菜園の根菜区画には9か所。赤い丸で囲ってあるところに3か所ずつ蒔いてあります。1か所に3粒ずつ蒔きました。手で押して圧着もしました。
ガーデンフレームのピノ・ガールには3か所。こちらも3粒ずつです。鳥に食べられないように緑の草を乗せるといいらしいので、乗せておきました。
枝豆を作る2(7日目:2023年6月中旬)
枝豆が発芽しました。写真は家庭菜園の根菜区画の枝豆です。
家庭菜園の根菜区画は9か所全部で発芽しました。写真は3か所だけですが、残りの6か所も同じくらいの状態です。
ガーデンフレームのピノ・ガール区画も3か所とも発芽。これで、枝豆は全部の場所で発芽しました。
枝豆を作る3(11日目:2023年6月中旬)
本葉2枚で2本に間引きをするようです。家庭菜園の根菜区画の9か所とも2本に間引きました。
ガーデンフレームのピノ・ガール区画も間引き。
枝豆を作る4(40日目:2023年7月中旬)
家庭菜園の根菜区画の枝豆はここまで大きくなりました。思った以上に大きくなって、大根が完全に日陰になってしまっているのが気になるところです。
ガーデンフレームのピノ・ガール区画の方も大きくなりました。枝豆といえば「夏!」というイメージですが、晩生品種なのでまだまだ花も咲きません。
枝豆を作る5(56日目:2023年8月上旬)
枝豆が開花! 全部の区画で花が咲いていました。こんなところに花が咲くんですね。
枝豆を作る6(73日目:2023年8月中旬)
花が伸びていました。どんな感じに伸びていっているのかわかりませんが、枝豆はこういうものなのでしょうか?
クマバチが受粉に来ていました。ただ、調べてみたら、枝豆は開花時に自然に受粉するみたいで、虫さんとかが受粉しなくてもいいそうです。
枝豆を作る7(92日目:2023年9月上旬)
しっかり枝豆な感じになってきました。豆はまだまだ太ってきていないので、収穫まではもう少しかかりそうです。
枝豆を作る8(123日目:2023年10月上旬)
家庭菜園の枝豆が森のようになって根菜区画に倒れてきています。このままだと、根菜区画の野菜が枯れてしまいそうです。
影響を植えている根菜区画は、春に葉物野菜区画だったところです。夏蒔きのミニ大根が日陰になって、枝豆と一緒に育てていた春蒔きのミニ大根と同じ運命をたどりそうになっていました。
実も膨らんできたので、根菜の救出もかねてお試し収穫。写真だとわかりにくいんですが、これで根菜の日当たりはよくなりました。
今回収穫した枝豆。虫にやられていたり、まだぺったんこだったりするものがたくさんあります。
大丈夫そうなものだけ選んで取りましたが、思ったより少なくなりました。全体の半分以下という感じです。
見た目は普通の枝豆です。塩ゆでして食べたら、思った以上に味が濃くて、おいしい枝豆でした。
残りの枝豆はもう少し待ってから収穫します。
枝豆を作る9(133日目:2023年10月中旬)
十分に大きくなってきたと思うので、本格的な収穫に入ります。
家庭菜園の枝豆。虫食いが多いので、食べられるものは少なそうです。
全部収穫すると食べきれないかもしれないので、何回かに分けて収穫します。
今回はガーデンフレームの枝豆も収穫します。隣で栽培中の曲がりネギに覆いかぶさっているものを収穫しました。
枝豆の数だけ考えれば、十分すぎるという感じです。
食べられそうなものだけを収穫したら、これだけになりました。左が家庭菜園、右がガーデンフレームです。
枝豆を作る10(144日目:2023年10月下旬)
枯れ始めてきたので、最後の収穫です。まずはガーデンフレームから。
あまり実が付いていない感じです。食べられそうなものはゼロでした…。
家庭菜園も収穫。
こちらはたくさんあります。虫食いの方が多い感じですが…。
枝豆の森がなくなったので、葉物野菜区画として本格稼働させられます。
最後の収穫はこれだけ。収穫が遅かったというのもありますが、虫食いばかりでした。
収穫した枝豆は全部でこのくらいでした。思ったより少なかったのが残念ですが、味が濃くておいしかったので、大満足です。
枝豆栽培【2023年】まとめ
初めての枝豆栽培は、根菜(ミニ大根)とウリ科野菜(ピノ・ガール:小玉スイカ)のコンパニオンプランツとして育てました。本当は極早生品種がいいのに、大豆用の種の流用で晩生品種にしました。
品種は「フクユタカ」。
晩生品種は大きくなるみたいで、枝豆の森ができてミニ大根は失敗。ピノ・ガールも枯れました。
大きくなると倒れてきたりして、大変な思いもしました。普通に栽培するなら土寄せが必要みたいですが、自然農だと必要ないとのこと。
それは雑草マルチが土寄せ代わりになるからかなと今になって思っています。でも、雑草マルチを中途半端にやっていたので、倒れてきたということなんだと思います。
花が咲いても、なかなか実ができずに心配していた時期もありました。結果として実はたくさんできましたが、虫食いだらけという結果です。
無肥料・無農薬での挑戦でしたが、十分においしい枝豆ができました。普通の枝豆より味が濃い気がしたのは、品種の関係でしょうか?
来年もコンパニオンプランツとして枝豆を作ろうと思っています。今度はちゃんと極早生品種を使う予定です。