ツツジの挿し木【2021年】

庭にあったツツジを移動させるために、挿し木で増やすことにしました。聞いた話によると、ツツジは枝を切らずに土に埋めておくだけで増やせるとのことでしたが、それができる枝がなかったので挿し木にしました。

ツツジの挿し木【2021年】

庭にあるツツジは2本で、赤い花が咲くツツジと、ピンクの花が咲くツツジの2種類です。両方とも挿し木が成功することを期待しながらの挑戦です。

ツツジを挿す【2021年】

2021年にツツジの挿し木を調べたところ、梅雨が適期とのことだったので、6月に挿し木をすることにしました。同時に、八重桜、アジサイの挿し木もやりました。

ツツジの挿し木の準備

2021年は、ツツジの挿し木としては初めての挑戦です。八重桜などの挿し木は2020年に挑戦しているので、挿し木自体は2年目の挑戦となっています。

2021年の八重桜などと同じように、ツツジの挿し木でもペットボトルの密閉挿しをしてみることにしました。それに加えて、ジフィーポットも使いました。密閉挿しは鹿沼土の細粒、ジフィーポットは種まき・挿し木用の土を使いました。

挿し穂を取るために使ったハサミは、家にあった剪定バサミです。普通に使う分には問題ないくらいの切れ味ですが、挿し木用と考えたらいまいちだったと思います。

ツツジを挿す(1日目:2021年6月上旬)

挿し穂を取って水揚げをしました。水揚げの時間は4時間くらいだったみたいです。

赤のツツジはジフィーポットとペットボトルです。ペットボトルの方はわかりにくいんですが、ラップをかけて密閉挿しにしてあります。

ピンクのツツジはペットボトルの密閉挿しだけです。ジフィーポットを使わなかった理由は忘れてしまいました。

密閉挿しは基本的に水やりなしで室内管理にしました。鹿沼土の細粒を使ったので乾いて色が変わってきたら水やりをするという感じにしました。ジフィーポットの方は外の日陰に置いて可能な限り毎日水やりをしました。

ツツジの挿し木の経過1(49日目:2021年7月下旬)

密閉挿しはずっと湿度100%状態ということで、カビが発生していたので、両端の2つのペットボトルのラップを外しました。真ん中の2つはラップで見にくくなっていますが、左側(左から2番目)がアジサイで、右側(左から3番目)がツツジだと思います。

1番右のツツジは完全に枯れたものと、葉っぱが落ち始めているものががあります。

ツツジの挿し木の経過2(65日目:2021年8月中旬)

どのタイミングが忘れましたが、密閉挿しの室内管理だとカビなどの問題で被害が大きくなりそうだったので、ラップを外して外に出しました。基本的に日陰で、夕方に少し日が当たるような場所に置きました。日が当たらない場所だと思っていましたが、夕方に日が当たることに2022年になってから気づきました。

鹿沼土の色が変わり始めたタイミングで水やりをしていました。ちなみに、ジフィーポットに挿し木したものは全滅してしまいました。水やりに失敗してカラカラになっていたときがあったので、それが失敗の原因だと思います。

枯れてしまったものもありますが、赤のツツジもピンクのツツジも複数生き残っています。

ツツジの挿し木の経過3(134日目:2021年10月中旬)

ピンクのツツジのペットボトル1本は試しに鉢上げしたので、この時点で鉢上げしていないのはペットボトルの1本ずつです。試しに鉢上げしたものについては、鉢上げのところで紹介します。

赤のツツジもピンクのツツジもまだ生き残っているようです。発根しているかは確認できません。ツツジの根っこは細いので、ペットボトルにぶつかるくらい根っこが伸びていても見えないような気もします。

冬越し中の写真はありませんが、外に出してからずっと同じ場所で管理しました。もしかしたら土が凍ってしまった日もあるかもしれませんが、土が乾生き始めたら水やりをするということを続けました。

ツツジの鉢上げとその後

挿し木の情報を調べても、いつ鉢上げをすればいいのかがわからなかったので、2回に分けて鉢上げすることにしました。秋の時点で生き残っていたのは赤のツツジのペットボトル1本、ピンクのツツジのペットボトル2本だったので、ピンクのツツジのペットボトル1本を先に鉢上げすることにしました。

ツツジの鉢上げ1(110日目:2021年9月下旬)

ピンクのツツジのペットボトル2本のうち、葉っぱが残っているのが少ない方を鉢上げすることにしました。葉っぱが残っていたのは2本でしたが、発根していたのは1本でした。

小さかったので3cmポットに植えることにしました。このツツジは、冬越しするために室内に入れました。気温が高めで晴れている日中に外に出したりしましたが、基本的に室内管理です。冬になると葉っぱが全部落ちて棒になり、そのまま春に芽吹かずに終わりました。

ツツジの鉢上げ2(289日目:2022年3月下旬)

暖かくなってきたこともあり、残りのツツジを鉢上げすることにしました。カインズホームの安い培養土に赤玉土の小粒を1~2割くらい入れて、元肥としてマグァンプKの大粒を入れました。中粒でもよかったのかもしれませんが、樹木用ということで大粒にしました。

ピンクのツツジは3本が発根していました。1本は地上部が枯れているような感じになっているので、芽吹くかどうかはあやしい気がします。

赤のツツジも3本が発根していました。こちらは3本とも葉っぱが残っているので、冬越しもできた可能性が高そうです。

9cmポットに植えました。しばらく同じ場所に置いてから、日向に出すことにしました。最初は水やりを多めにして、その後は乾いたらたっぷりという通常のやり方にしました。

ツツジの鉢上げ後1(327日目:2022年5月上旬)

赤のツツジ1本、ピンクのツツジ2本は枯れてしまったようです。ピンクのツツジ1本は最初からダメそうだったので覚悟していましたが、葉っぱが残っていたツツジも枯れてしまったのは残念です。残りの3本が生き残ってくれるといいのですが。

写真を撮り忘れてしまいましたが、赤の赤のツツジの1本(1番左側)は花が咲いていました。蕾の段階で取ってしまおうか迷いましたが、そのまま咲かせました。種を付けるとよくないと思って、咲き終わったところで花を取りました。上の写真は花を取った後のものです。

ツツジの鉢上げ後2(372日目:2022年6月中旬)

3本は完全枯れて、3本は順調に育ってきています。写真ではユキヤナギが生えてきてしまってわかりにくくなっていますが、赤のツツジが2本、ピンクのツツジが1本です。

左側の3ポットの左上と、右側の3ポットの下2つが枯れたものです。花が咲いた赤いツツジは左下です。咲かせてしまって大丈夫か心配でしたが、問題なく育っています。

ツツジの鉢上げ後3(502日目:2022年10月下旬)

秋になって葉っぱに元気がなくなってきましたが、春からだいぶ大きくなりました。右のツツジは枝が1本長く伸びています。途中で剪定すれば枝が増えていく気がしますが、どうするかは保留中です。

ツツジの鉢上げ後4(670日目:2023年4月上旬)

ツツジの花が咲きました。咲いたのは赤いツツジだけで、ピンクのツツジは今年も咲かないようです。

ただ、赤い花が咲いたツツジに「ピンク」のラベルが挿してあるのが気になるところ。どこかで入れ替わってしまったようです。

ツツジの鉢上げ後5(696日目:2023年5月上旬)

鉢上げしてから植え替えしていなかったので、植え替えするか植え付けるかで迷っていました。場所が確保できたので、思い切って植え付けることにしました。

植え付け前にストチュウ(酢:焼酎:木酢液=1:1:1を300倍に薄めたもの)に数時間浸けておきます。

植え付け場所は1年以上前に掘り返して石とか木の根っことかを取り除いておいたところです。土は悪い感じだったので、牛糞たい肥を少し混ぜて、元肥としてマグァンプK大粒を入れることにしました。

周りにある枯れた草は、周辺の草を刈ったものです。雑草マルチな感じの雑草対策と、土壌改良目的で敷いてあります。

赤いツツジは並べて植え付け。苗を浸けていたストチュウは植え付け後の水やりで使いました。

ピンクのツツジは少し離れたところに植え付け。しばらくは地面が乾いていたら水やりを続けようと思います。

ツツジの挿し木【2021年】まとめ

初めてのツツジの挿し木は成功と言えると思います。ちゃんと根付くかは心配ですが、とりあえずここでツツジの挿し木の記録は終わりにすることにしました。

葉っぱがしっかり残っていたのに発根していなかった挿し穂があったのが、一番の驚きでした。根っこを期待していたら、まさかの棒。そのままにしていたら発根していたのかなというのが気になるところです。

鉢上げ後に枯れてしまったものもありました。その後の管理が問題だったのか、鉢上げが問題だったのか。

それでも、3本が無事に育ってくれてよかったなと思っています。あとは植え付けでどうなるかですね。

植え付け後の経過も記録していく予定なので、何らかの形で報告しようと思っています。

そして、2022年もツツジの挿し木に挑戦しています。その記録も公開中です。

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