大きい鉢でアジサイの緑枝挿しは可能か?【2024年】

アジサイの挿し木は9cm(3号)くらいの鉢でやるのがいいと言われています。でも、大きめの鉢で挿し木できるなら、鉢上げいらずで楽になると思いませんか?

そこで、大きい鉢でアジサイの挿し木が可能なのか、実験してみることにしました。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿しは可能か?【2024年】

アジサイの挿し木は、何度か挑戦してきて、そこまで難しくないことがわかりました。挿し木用の土ではなく、培養土でも成功させることができたくらいです。

普通のアジサイの挿し木は問題がないので、ちょっと変わった挿し木に挑戦してみることにします。それが「大きい鉢を使った挿し木」です。

アジサイの挿し木の方法は、別の記事にまとめてあるので、興味があればご覧ください。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿しは可能か?(2024年)

今回の「大きい鉢を使った挿し木」は、鉢上げを省略するのが目的です。そのため、挿し木用の土ではなく、培養土を使います。

使う鉢は、6号(18cm)と7号(21cm)のスリット鉢です。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿し1(1日目:2024年6月下旬)

鉢の置き場所の問題で、6号と7号のスリット鉢を1個ずつ使うことにしました。本当はいくつか用意した方がいいと思いますが、仕方ありません。

スリット鉢の大きさの証拠写真です。左が7号、右が6号です。

挿し穂は1本ずつで、合計2本用意しました。いつものように、1時間くらい水揚げします。

約1時間経過後、挿し穂作りで余ったアジサイの枝で穴をあけて、挿し穂を挿しました。6号(右側)は枝の先端です。

雨が当たらない明るい日陰で管理します。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿し2(14日目:2024年7月中旬)

7号の鉢の方は、芽が出てきています。今のところ順調なようです。

6号の方は枯れてしまいました。

このまま終わりにしてしまうのはもったいないので、枯れた挿し穂を抜いて、新たに挿し穂を2本挿しておきました。

夏が過ぎるまで、雨が当たらない明るい日陰に置いておく予定です。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿し3(34日目:2024年8月上旬)

もともとあった葉っぱがほぼ枯れて、新しい芽と小さい葉っぱだけになりました。

7号の鉢は挿し穂が上から枯れて、葉っぱがなんとか生き残ってるという感じです。葉っぱもこれから枯れてきそうな気もします。

6号の鉢は、1本が完全に枯れました。もう1本は新しい芽が出てきていますが、上の方から枯れていってるのがわかります。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿し4(42日目:2024年8月上旬)

7号の鉢の方は、完全に枯れてしまいました。

6号の鉢の方は、ギリギリという感じです。似たような状態になった7号鉢が枯れたので、6号鉢も枯れてしまうと思います。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿し5(50日目:2024年8月中旬)

6号の鉢の方も枯れてしまいました。大きい鉢での挿し木は難しいようです。

原因と考えられるのは、「水分量が多すぎた」、「挿し木をするのが遅かった」というところかなと思っています。その辺を調整したら、成功する可能性もあるかもしれません。

途中まではうまくいきそうな感じだったので、再挑戦も考えています。水やりの頻度とか、挿し木の時期を変えて、試してみようと思います。

休眠挿しで試してみたらどうなるかも気になるので、それも試そうと思っています。

大きい鉢でアジサイの緑枝挿しは可能か?【2024年】まとめ

大きい鉢で挿し木をしたら、鉢上げしなくてすむんじゃないかということで、6号と7号のスリット鉢でアジサイの挿し木(緑枝挿し)に挑戦してみました。

新しい芽も出て、小さい葉っぱになりましたが、大きくならずに枯れてしまいました。大きい鉢でのアジサイの挿し木は失敗です。

鉢が大きいので土の量が多くて、水分量が多すぎたことが原因の1つかなと思っています。他にあるとしたら、挿し木した時期が遅かったこと。

何が原因だったのか、うまくいく方法があるのか、ということが気になるので、再挑戦も考えています。休眠挿しでも挑戦してみるかもしれません。

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