2021年もアジサイの挿し木に挑戦することにしました。2020年は1本だけ成功したので、今回は何本か成功させたいところです。
この記事は、挿し木から翌年の春までの期間の経過となっています。
アジサイの挿し木【2021年】
アジサイの挿し木は2年目、2回目です。初めての挑戦は2020年。4本中1本の成功となりました。とりあえず、それだけで十分なんですが、それが枯れてしまったときのことを考えて、念のため2021年も挿し木をすることにしました。
アジサイを挿す【2021年】
初めての挿し木でも成功したので、アジサイの挿し木はそこまで難しくないと思っています。でも、2020年と同じやり方だとつまらないので、「密閉挿し」という方法を使うことにしました。
密閉挿しという方法を見つけたのは、八重桜の挿し木を成功させるためにいろいろ調べていたときです。密閉させるので乾きにくくなり、水管理が楽になるということで、アジサイの挿し木でも使ってみることにしました。
アジサイの挿し木のやり方は別の記事にまとめてあります。
挿し木の準備
2021年は2020年と同じようにペットボトルを使った挿し木にしました。挿し穂は7本で、ペットボトル2個に4本と3本に分けて挿しました。
挿し穂は2020年と同じ剪定バサミで切りました。切れ味がいいとは言えないと思いますが、前年に成功しているので問題ないと考えました。土は「鹿沼土の細粒」を使いました。
アジサイを挿す(1日目:2021年6月上旬)
一緒に挿し木をした八重桜とツツジと一緒に水揚げです。アジサイがどこにあるかわかり肉と思いますが、どこかにあるはずです。水揚げは3時間半くらいだったと思います。
鹿沼土の細粒に挿し穂を挿して、ラップをして完成です。
アジサイの挿し木の経過【2021年】
2021年6月上旬に挿し木したアジサイの経過です。密閉挿しにしたので、水やりはしないで基本的に放置な感じだったと思います。
挿し木の経過1(19日目:2021年6月下旬)
水滴が付いていて見えなくなっていますが、特に問題ないようです。
挿し木の経過2(49日目:2021年7月下旬)
手前の左側はラップを外したアジサイです。このときだけ外したのか、何らかの理由で外すことにしたのかは忘れました。奥の真ん中もアジサイな気がします。
挿し木の経過3(65日目:2021年8月中旬)
屋外管理に替えました。新しい葉っぱも出てきていて、順調なようです。ラップを外して密閉挿しをやめたので、乾く前に水やりという管理に切り替えました。
アジサイの鉢上げとその後【2021年】
2021年は6本のアジサイが夏越しできました。2020年の1本から激増です。変えたのは土と密閉挿しですが、他の要因の方が大きいような気がしています。密閉挿しは途中でやめましたし。
鉢上げしないで冬越しすることも考えましたが、2020年と同じように鉢上げすることにしました。
鉢上げ1(103日目:2021年9月中旬)
3本挿した方を鉢上げしました。1本は枯れてしまったので2本になっています。
根っこも十分に出ているようです。
9cmポットに植えました。2020年に鉢上げしたときのスリット鉢より小さいポットを使いました。もともと置いてあった日陰で管理です。1週間くらいは多めに水やりをして、その後は「乾いたらたっぷり」にしました。
鉢上げ後1(116日目:2021年10月上旬)
鉢上げしたアジサイを日向に出しました。
鉢上げ2(119日目:2021年10月上旬)
残りのアジサイも鉢上げすることにしました。葉っぱが黄色くなっているものもあるので、どうなるか心配です。
根っこは4本ともたくさん出ていました。
スリット鉢(3号:9cm)と9cmポットに分けて鉢上げしました。まずはもともと置いてあった日陰で管理しました。水やりは先に鉢上げしたものと同じです。
鉢上げ後2(134日目:2021年10月中旬)
あとから鉢上げした4本も日向に出しました。右奥は葉っぱが小さいので、心もとない感じになっています。
鉢上げ後3(137日目:2021年10月下旬)
葉っぱが小さい右奥のアジサイの葉っぱが枯れてきた感じです。もう秋なので枯れていく時期とも考えられますが、どうなんでしょうか。
鉢上げ後4(144日目:2021年10月下旬)
右奥のアジサイの葉っぱが完全に枯れて棒になりました。
挿し木で増やしたアジサイの冬越し【2021年】
2020年のアジサイの挿し木では、冬に土が凍ってしまっても春に芽吹いたので、アジサイは適当な感じでも冬越しするだろうと考えて、防寒対策はしないことにしました。2020年より一回り小さな鉢・ポットを使ったことが心配ですが、実験的な意味合いも含めて何もしないで冬越しに挑戦しました。
水やりもかなり適当な感じで、週1回程度になっていましたが、状況次第で水やりを1週間以上しないこともあったと思います。
冬越し1(176日目:2021年12月上旬)
2回目に鉢上げした葉っぱが小さいアジサイの根元に葉っぱが出てきました。これを室内管理したら葉っぱが残るかもしれませんが、屋外で防寒対策なしで管理することにしました。軒下にも置いていません。
挿し木で増やしたアジサイの春【2021年】
冬の間の写真がなかったので、いきなり春になります。冬越し中はどんな寒さでも、どんな天気でも軒下に入れずにそのままにしました。
鉢上げしたのは6本。2020年の挿し木と比べると、見えるところに生きていそうな芽がないのが気になるところです。春に芽吹くのは何本になるでしょうか。
最初の春1(303日目:2022年4月上旬)
1回目に鉢上げしたアジサイか、2回目に鉢上げしたアジサイかわかりませんが、地中から芽が3つ出てきました。地上部の芽は枯れているのでダメかと思っていたので、驚きました。
1回目か2回目かわからなくなったのは、鉢・ポットの位置を動かしたからです。ほぼ全部冬越しするつもりでいたので、どれがどうなるのかという視点で見ていなかったのも原因です。
最初の春2(323日目:2022年4月下旬)
最初に芽が出てきたアジサイの葉っぱが大きくなって、別のアジサイの根元からは芽が出てきました。上の部分は枯れてしまっている感じです。
最初の春3(372日目:2022年6月中旬)
2021年のアジサイの挿し木で鉢上げした6本のうち、芽吹いたのは2本だけでした。その2本は順調に育ってきています。右側が最初に芽が出たもので、左側が2つ目です。
同じアジサイから挿し穂を取ったと思いますが、葉っぱの色が違うのが面白いところです。
挿し木から約1年の経過でした。この続きは別の記事で。
アジサイの挿し木まとめ【2021年】
2021年のアジサイの挿し木は2年目、2回目でした。2020年の挿し木の冬越しでは土が凍っても大丈夫だったので、防寒対策を一切しないで冬越しをしました。その結果、6本中2本が冬越しできて、春に芽吹くことができました。
2020年よりも一回り小さい鉢・ポットを使ったことが関係しているのかもしれませんし、鉢上げしたときの大きさの差なのかもしれません。全く同じ条件で比較することができないのが残念なところです。
それでも、雑な冬越しで2本も芽吹くことができたのは、アジサイの強さかなと思います。この後の経過は、また別の記事にまとめてあります。
ちなみに、2022年はアジサイの休眠挿し、培養土での緑枝挿しに挑戦しました。