フィンガーライムの栽培記録1年目【2021~2022年】

フィンガーライムという果物をご存知でしょうか。

フィンガーライムは「ライム」という名前が入っていることからわかるように、柑橘類の果物です。とある事情でその存在を知り、育ててみることにしました。

フィンガーライムの栽培記録1年目【2021~2022年】

フィンガーライムという果物は聞いたことも、見たこともありませんでしたが、スーパーなどではなかなか手に入らないということで、育てて食べてみようと栽培を決意しました。どうせ育てるなら珍しいものの方が面白そうですからね。

そのフィンガーライムをどこで知ったのかというと、「カーメン君ガーデンチャンネル」の動画です。それを見なければ、存在を知らないままだったと思います。

フィンガーライムについて

フィンガーライムは柑橘類の果物です。「指のような形をしたライム」という感じらしいんですが、面白い特徴があるようです。皮をむくと他の柑橘類と同じようにつぶつぶがありますが、それを潰すまで味がしないそうです。噛んだ瞬間に味と香りが広がるということなので、食べてみたくなりました。

耐寒性は高くないみたいなので、地域によって冬越しは難しいかもしれません。冬は室内管理が必須になる地域もあると思います。

フィンガーライムの詳しい説明は別の記事にする予定です。

フィンガーライムを栽培しようと思った理由

「カーメン君ガーデンチャンネル」で知ったフィンガーライム。動画を見て興味を持ちました。カーメン君のプレゼン能力にやられてしまった感じです。

野菜や果物などの食べ物を作るのであれば、簡単に手に入るものではなく、珍しいものがいいと思っています。その考えにぴったり当てはまってしまったものの1つがフィンガーライムというわけです。

フィンガーライムは高級フルーツらしいので、そういうものを家で作るのも面白いなという思いもありました。そういうものであれば、知り合いとかに配るのもいいですよね。

このような理由からフィンガーライムの栽培を決意しました。

フィンガーライムの栽培記録【2021~2022年】

フィンガーライムの栽培を決意したのは「カーメン君ガーデンチャンネル」の動画を見たときです。その動画の公開日が2021年10月5日なので、そのくらいの時期に決めました。ただ、苗木が手に入るかどうかがわかりませんでした。

いつでも苗木が手に入るなら冬の終わりの3月くらいに買いたかったんですが、見つけたらすぐに買うことにしていました。

フィンガーライムの苗木の購入(1日目:2021年10月中旬)

行動範囲のホームセンターにフィンガーライムの苗木が売っていたので、すぐに購入しました。5,000円くらいのもの、8,000円くらいのもの、12,000円くらいのもの、20,000円くらいのものの4種類があったと思います。大きさ的には1年生苗が5,000円、2年生苗が8,000円くらい、3年生苗12,000円、4年生苗が20,000円という感じでしょうか。

値段と大きさと品種を考えて、8,000円くらいのものを選びました。欲しかった品種がなかったので、消去法的な選択です。購入した苗の金額以外は記憶を頼りにという感じなので、間違っているかもしれません。

枝が暴れる傾向があるようで、全体を写真に収めるのは大変だったので、上に伸びている枝が途中で切れている写真になっています。

「カーメン君ガーデンチャンネル」の動画で出てきたフィンガーライムジャパンの正規ライセンスで生産されたものを選びました。

品種は「ROSA ICE(ロサ アイス)」です。本当は中身が赤いのがよかったんですが、売っていませんでした。確か8,000円くらいのものはこの品種しかなかったと思います。全部の品種が揃っていたら「RED RUBY(レッドルビー)」を選んだと思います。

フィンガーライムの栽培記録1年目1(4日目:2021年10月中旬)

フィンガーライムを購入してから培養土と肥料を買ったので、植え替えは後日となりました。高い買い物なので、適当な培養土ではなく、花ごころの柑橘用の培養土と肥料を選びました。鉢は定番のスリット鉢(7号)です。

ラベルには10号程度の鉢に植え替えるように書いてありましたが、「カーメン君ガーデンチャンネル」で7号鉢、10号鉢の順番で大きくしていくと見ていたので、ラベルを読まずに7号のスリット鉢を買い、植え替えました。気づいたのはだいぶ後になってからです。

鉢の下から根っこが出ていて、鉢から抜いたら根っこがぎっちりに近い感じになっていました。植え替え適期の3月まで待つか迷いましたが、この時期に植え替えして正解だったかもしれません。

植え替え完了です。中心からズレて斜めになってしまったのが残念なところです。

フィンガーライムの栽培記録1年目2(38日目:2021年11月下旬)

防寒対策で不織布とプチプチを巻きました。写真にはありませんが、敷き藁をして軒下に移動させました。

冬の間は最低気温が10度以下の予報の日は夜に屋内に移動させて、日中の気温が10度を超える晴れの日はその時間だけ軒下に出しました。気温が上がる晴れの日でも、まだ寒い時間に出かけたり、寒くなってから帰ってきたりする場合は、室内に入れたままでした。気温が高めの日は不織布を軽く外したり、隙間を開けたりして、温度が上がりすぎないようにしました。

水やりは「乾いたらたっぷり」にしましたが、乾いたのがわかりにくいのは相変わらずです。土を触って確認しながら、少し控えめな感じにしました。

フィンガーライムの栽培記録1年目3(160日目:2022年3月下旬)

フィンガーライムの育て方について調べていたら、剪定した方が大きくなったという記事を見つけたので、剪定をすることにしました。

すかし剪定なイメージで剪定しました。長く伸びている枝をどうするか迷いましたが、一番長い枝を残してみました。防寒対策の終了日の記録がありませんが、まだ続けていたと思います。まだ葉っぱが緑なので、生きているはずです。

正確な時期は忘れましたが、このくらいの時期に肥料をあげました。花ごころのレモン・ミカン・柑橘の肥料です。フィンガーライムの追肥の時期がわからないので、肥料の袋に書いてある時期に合わせました。

フィンガーライムの栽培記録1年目4(190日目:2022年4月下旬)

新芽が出ていました。冬越しできたようです。

フィンガーライムの栽培記録1年目5(195日目:2022年4月下旬)

新芽もだいぶ伸びてきました。花が咲くことを少し期待していましたが、花芽のようなものは見たらないので、2022年は実がならないことになりそうです。

フィンガーライムの栽培記録1年目6(246日目:2022年6月中旬)

順調に成長しているのか、いまいちなのかわかりませんが、枯れることなく成長しているようです。残した長い枝の途中から葉っぱがほとんど出ていないのが気になります。冬に葉っぱが落ちて、そこからあまり変わっていないように見えます。

フィンガーライムの栽培記録1年目7(248日目:2022年6月下旬)

葉っぱが落ちているのを発見しました。枯れて落ちた感じではないので、何やら問題が起こっていそうです。

枝を見たら大きなカミキリムシのようなものがいました。カミキリムシのようなものはすぐにさよならしてもらいましたが、枝がかなりかじられていました。それ以外の被害は見当たりませんでしたが、じっくりと確認する必要がありそうです。

無事な太い枝もありました。

フィンガーライムの栽培記録1年目8(253日目:2022年6月下旬)

フィンガーライムに肥料をあげました。花ごころのレモン・ミカン・柑橘の肥料に書いてある時期に合わせました。一緒にニームケーキも。

肥料をあげた後に調べたら、フィンガーライムは他の柑橘類よりも肥料は少なめでいいみたいです。次からは少なめにする予定です。

フィンガーライムの栽培記録1年目9(267日目:2022年7月上旬)

気づいたら花が咲いていました。開花時期は4~5月くらいだったはずなので、何か問題が起きた可能性を考えました。思い当たることとしたらカミキリムシにかじられたことくらいです。

調べてみたら、開花時期は3~5月と7~10月の2回あるようです。木を育てるために摘果するか、そのまま自然に任せるか迷うところですが、とりあえずどうするか決めるのは先送りすることにします。

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花が咲いていただけならよかったんですが、枝が1本枯れていました。カミキリムシにかじられた枝です。数日前に新芽がぐったりしていたので何かあるかもしれないと思っていましたが、枝ごと枯れているとは考えてもいませんでした。

そのままにしておくのもよくないと思い、念のため切っておきました。

フィンガーライムの栽培記録1年目10(302日目:2022年8月中旬)

フィンガーライムは他の柑橘系と同じで、アゲハチョウなどが卵を産み付けるということです。アゲハチョウが近くを飛んでいたので観察していたら、卵を産む瞬間を目撃することもできました。

そんな感じなので、気づいたら葉っぱなどにアゲハチョウか何かの幼虫がいたり、卵があったりします。時間があるときにフィンガーライムを観察して、卵や幼虫(イモムシ系)を取るようにしています。

さすがに幼虫に写真は載せない方がいいかなと思うので撮っていませんが、ふと思って卵の写真を撮りました。

フィンガーライムの栽培記録1年目11(336日目:2022年9月中旬)

フィンガーライムの葉っぱが大量に落ちていました。調べたところ、肥料は3月、6月、10月みたいなので、時期的には肥料の問題ではなさそうです。ただ、葉っぱの色が少し薄くなっているのが気になっていたので、もしかしたら関係しているかもしれません。

一番考えられるのは水やりかなと思います。土の表面がしっかり乾いているのに、水やりするとすぐに鉢の下から水が出てくるのが気になっていました。フィンガーライムの大きさに比べて鉢が小さくなってしまっている可能性もありそうです。

鉢の底を見てみたら、スリットの1か所から根っこが少し見えていました。そこそこ根っこは伸びてきているようです。植え替え時期は3月くらいみたいですが、買ってきたのと同じ時期(10月頃)に植え替えた方がいいかなと考えています。そうすれば、追肥しないで元肥を入れる感じになりますね。

フィンガーライムの栽培記録1年目12(371日目:2022年10月下旬)

寒くなってきたからか、葉っぱの色が薄くなってきた感じです。写真は撮っていませんが、スリットから根っこが見えていたりするので、そろそろ大きい鉢に植え替える必要がありそうです。

フィンガーライムの栽培1年目 まとめ【2021~2022年】

YouTubeの「カーメン君ガーデンチャンネル」を見て育ててみることにしたフィンガーライム。とりあえず、1年が経過しました。

冬は寒さ対策で夜に室内に入れたり、夏はアゲハの幼虫を取ったりして、なかなか苦労しました。水切れだったのか、葉っぱが大量に落ちたこともありましたし、カミキリムシにかじられたこともありました。

花が咲いたのに実がならなかったのは残念ですが、木を育てるという意味ではよかったと思っています。実ができたら、収穫を優先するか、木の成長を優先するかで、ものすごく迷っていたと思います。

買ってきたのが何年生苗かわかりませんが、売っていたものの大きさと値段からおそらく2年生苗だと勝手に判断しています。もしそうなら来年で3年。そろそろ実をつけてもいいのかもしれません。ただ、買ったのが1年生苗だったらもう1年は実をつけずに育てた方がよさそうです。

迷うところですが、まずは無事に春を迎えてくれることを祈るばかりです。

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