スーパーで買ったイチゴの再生栽培【2023~2024年】

2020年に初挑戦したイチゴ栽培。2年連続で育ててみて、そこそこ満足することができました。

でも、ちょっとした思いつきでスーパーで買ったイチゴを使って、イチゴを種から育ててみることにしました。

スーパーで買ったイチゴの再生栽培【2023~2024年】

栽培スペースとか手間とかの関係で、2022~2023年はイチゴ栽培をしないことにしました。もうイチゴはいいかなというのが正直なところでした。

イチゴは苗を買ってくる方法と、ランナーを使って子株を作る方法で栽培するものだと思っていました。でも、考えてみたらそれだけじゃないんですよね。

イチゴには種があるので、種から育てられるはず。ということで、スーパーのイチゴの再生栽培に挑戦です。

イチゴの再生栽培(2023~2024年)

春になって、スーパーで買ってきたイチゴを食べていたとき、「このイチゴの種を蒔いたら、イチゴができるんじゃないか」と思いました。そう思いながら、イチゴを完食しました。

どうしようか迷いつつ、このタイミングを逃すと1年待ちになってしまうので、種取りを主な目的としてイチゴを購入。

種まきをしても収穫は来年の春。無事に収穫することができるといいのですが。

イチゴの再生栽培の準備

イチゴの表面を包丁で切り取って(むいて?)、種取りをします。この状態で乾燥するまで放置。

イチゴの再生栽培1(1日目:2023年5月上旬)

何日か放置して十分に乾燥したようなので、種を取ることにしました。

取った種はこんな感じです。どのくらい発芽するかわからないので、残さずに蒔こうと思います。

種まき用の土を使おうかと思いましたが、残っていたプロトリーフさんの「いちごの土」を使うことにしました。かなり乾燥していたのが気になるところです。

とりあえず、水をたっぷりかけて種まきの準備。それでも十分に吸水できた感じではありません。仕方ないのでこのまま進めます。

3cmポット(手前)と9cmポット(奥)に種を蒔いて、土をかけて圧着しました。上から水をかけると種が動いてしまいそうなので、水を張ったトレイに置いて底面給水。

写真はありませんが、1時間以上経ったのに表面の土が乾いていたので、スプレーを使って表面の土を濡らしました。発芽するまで日陰で管理。

イチゴの再生栽培2(24日目:2023年5月下旬)

何かが発芽しています。思っていたより時間がかかりましたが、これから発芽が続いていくのでしょうか?

アップの写真も撮りましたが、あまりピントが合っていません。問題はイチゴの双葉がわからないので、これが雑草の可能性があることです。

袋から出した培養土を使ったので、雑草ではないと思いたいところです。ただ、種まきから24日目ということで、雑草の種が飛んできていてもおかしくないと思えてしまいます。

イチゴの再生栽培3(32日目:2023年6月上旬)

24日目の写真と置く順番が変わっていますが、まだ発芽したのは1つのポットだけです。少しずつ大きくなってきているようです。

本葉が出てきました。イチゴっぽくギザギザした感じなので、イチゴで確定としたいところです。

底面給水のままにしていましたが、卒業させることにしました。ただ、水やりで倒れてしまいそうなので、水やりは底面給水の予定です。

イチゴの再生栽培4(42日目:2023年6月中旬)

9cmポットの1つからも発芽しました。種まきから発芽まで時間がかかっているので、他のポットからの発芽も期待したくなります。

最初に発芽したイチゴはまだまだ頼りない感じですが、少しずつ大きくなっています。右側のものは葉っぱの形が違うので、雑草でしょうか?

イチゴの再生栽培5(62日目:2023年7月上旬)

大きくなってきてはいますが、徒長した感じです。このままにしておくか何日か悩んでいました。

思い切って茎を埋めてしまいました。こんなことしても平気なのかわかりませんが、他のポットに徒長していないイチゴもあるので、実験的に観察をしていきます。

イチゴの再生栽培6(104日目:2023年8月中旬)

真夏の8月中旬。小さかったイチゴがここまで大きくなりました。まだまだ頼りない感じですが、なんとか夏越しをできそうな気がします。

ただ、茎を埋めたイチゴは枯れてきています。新しい芽が出ているので復活するかもしれません。

原因はおそらく水切れ。毎日水やりしていましたが、猛暑で乾ききっていて、ぐったりしていた日がありました。

イチゴの再生栽培7(127日目:2023年9月上旬)

枯れかけていたイチゴは完全に枯れてしまいましたが、残りのイチゴは順調そうです。夏越しが見えてきました。

もう少ししたら、1株ずつ9cmポットに植え替えようと思っています。

イチゴの再生栽培8(144日目:2023年9月下旬)

1株を大きくするために、9cmポットに植え替えます。イチゴ用の培養土を使おうかと思いましたが、今回は野菜用の培養土を使うことにしました。

3cmポットのイチゴは1株だけだったので、そのまま植え替えます。根っこがしっかりと張っていました。

9cmポットは3株あったので、3つの9cmポットに植え替えます。分けるときに根っこが切れたので、どうなるか心配です。

たっぷりと水やりをして、元の場所に戻します。

よくよく見たら9cmポットの一番大きな株が1つではなく2つだったので分けました。種から育てて、全部で5株になりました。

イチゴの再生栽培9(160日目:2023年10月上旬)

日当たりのいいところに移動させました。あまり成長していないような気がしていましたが、前の写真と比べるとちゃんと大きくなっています。

イチゴの再生栽培10(172日目:2023年10月下旬)

10月のうちに植え付けた方がいいという情報があったので、植え付けることにしました。

底面給水の鉢(20型×2、25型×2)、8号のスリット鉢に野菜用の培養土を使って植え付けます。イチゴ用の培養土を使おうかと思いましたが、今回はやめました。

コンパニオンプランツとしてニンニクを一緒に植えておきます。成長が良くなるそうです。

根っこはそこそこといった感じ。もっとしっかり根っこが張っているものもありました。

20型には六片ニンニクの再生栽培で出てきた小さなニンニクを埋めておきます。ニンニクを後ろ側にする関係で、イチゴは前寄りに植えることにしました。

25型とスリット鉢はスーパーで売っている安いニンニクを発根・発芽させたものを植えます。こちらもイチゴは前寄りです。

たっぷりと水やりして植え付け完了。半日陰とかに置いた方がいいかなと思いましたが、日当たりがいいところに置いて育てることにします。

イチゴの再生栽培11(186日目:2023年11月上旬)

左上のイチゴ以外は順調に成長中です。

左上のイチゴは枯れたわけではなく、葉っぱが食べられた感じです。よくよく見ると毛虫がいました。おそらく犯人です。

他のイチゴは新しい葉っぱも出てきています。

コンパニオンプランツとして植えた小さいニンニクも発芽してきました。

イチゴの再生栽培12(197日目:2023年11月中旬)

緩効性肥料入りの培養土を使いましたが、念のため追肥することにしました。植え付け時に追加の元肥を入れていないので、もしかしたら必要かもしれないという判断です。

葉っぱを毛虫に食べられたイチゴは、再生中です。本格的に寒くなる前に、ある程度の大きさになってくれるといいんですが。

イチゴの再生栽培13(237日目:2023年12月下旬)

1つを除いて順調に成長しているようです。コンパニオンプランツのニンニクも大きくなっています。

毛虫に葉っぱを食べられたイチゴは枯れてしまったようです。

スリット鉢のイチゴには花が咲いていました。実をつけるにはまだ早いので、花は取ってしまいます。

イチゴの再生栽培14(263日目:2024年1月下旬)

肥料の袋に書いてある時期に合わせて追肥しました。ニンニクだけになってしまった鉢にも追肥。

葉っぱが枯れ始めたイチゴも。新しい葉っぱが出てきているので、株自体は枯れていないようです。何かの病気でしょうか?

念のため、枯れた葉っぱは取り去っておきます。時期的に復活したとしても、実はならないと思います。

イチゴの再生栽培15(318日目:2024年3月中旬)

25型の鉢のイチゴは両方とも枯れてしまいました。コンパニオンプランツのニンニクだけが残ったので、イチゴ栽培の記録からは引退してもらうことにします。

スリット鉢のイチゴは花が咲いていました。受粉は虫さん任せにしますが、受粉してくれる虫さんが出てきているかわからないので、ちょっと心配です。

20型の片方も花が咲くところです。1個くらいは収穫できるでしょうか?

イチゴの再生栽培16(343日目:2024年4月上旬)

だいぶ大きくなってきました。スリット鉢と20型の片方はこんもりした感じです。

花びらが落ちたので、受粉できていれば少しずつ大きくなっていくはずです。

全部がちゃんとイチゴになってくれたら、種から育てたことを考えると満足できる数になりそうです。

イチゴの再生栽培17(352日目:2024年4月中旬)

3月の追肥を忘れていました。4月中旬になってしまいましたが、一応追肥しておきました。

スリット鉢のイチゴはいい感じかもしれません。このまま大きくなってくれるでしょうか?

花が咲いていなかったイチゴにもつぼみができていました。これは期待できます。

ついでに、ランナーも取っておきました。

イチゴの再生栽培18(367日目:2024年5月上旬)

水切れで左のイチゴがぐったりしています。このくらいなら、水やりすれば復活してくれるはずです。

スリット鉢のイチゴが赤くなっていました。収穫はもう少しという感じです。

新しく花も咲いていました。

イチゴの再生栽培19(372日目:2024年5月上旬)

真っ赤なイチゴになりました。あと1~2日くらい待とうかなと思っていましたが、収穫しようと思います。

収穫の理由の1つは、何かに食べられていたことです。アリがいたので、アリに食べられていたんだと思います。

この角度から見れば、立派なイチゴです。甘い匂いがします。

スーパーで買ったイチゴの再生栽培【2023~2024年】まとめ

少し迷って挑戦することに決めたイチゴの再生栽培。スーパーでイチゴを買ってきて、そのイチゴから種を取って、イチゴを育てました。

ちゃんと発芽するか心配しながらのスタート。発芽したのに、それがイチゴの双葉なのかもわからず、本当に発芽したのか疑問を持っていました。

本葉が出て、イチゴだろうと思えましたが、無事に夏を越せるかも心配でした。ホームセンターとかで売ってくらいのイチゴ苗になるまで、心配続きの栽培。

冬越しできず、枯れてしまったイチゴがあったりしましたが、無事にイチゴを収穫することができました。

イチゴの再生栽培は簡単とは言えませんが、なかなか面白い経験ができたと思っています。甘いイチゴができて大満足です。

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