
家庭菜園で発芽させられない経験を何度か繰り返しているニンジン栽培。禁じ手を使って発芽率を向上させられるか実験してみます。
【確実に発芽?】ニンジンの種まき実験【2024年 夏】
ニンジンは発芽に光が必要な上に、発芽まで時間がかかるので、発芽させるのが難しい野菜です。しかも、他の野菜に比べて水分を吸収する力が弱いそうです。
そんなニンジンを発芽させる方法は、調べるといろいろ出てきます。もっと簡単に確実に発芽させられないかを考えて、禁じ手の実験をしてみることにしました。
ニンジンの種まき実験(2024年)
ニンジンをプランターなどで育てる場合、水やりは必須になります。発芽まで土が乾かないように気をつけるのも、そこまで難しいことではないと思います。
でも、畑や家庭菜園などで育てる場合は、基本的に水やりが必要なので、発芽までの水やりは手間になってしまいます。それが大きな問題だと思っています。
しかも、ニンジンなどの根菜は植え替えができません。植え替えが可能なら、発芽させてから植え付けることができますが、ニンジンでは禁じ手となっています。
でも、その禁じ手を使ってみます。
これで問題なく育てることができれば、家庭菜園程度の規模なら植え替えする方法を使った方が楽になるかもしれません。
ニンジンの種まき実験1(1日目:2024年8月上旬)
今回の実験で使うニンジンの品種は、ナント種苗さんの「晩抽紅奏(ばんちゅうべにかなで)」です。大きくなるニンジンを育てて見たかったので、この品種を選びました。
5.5cmのジフィーポットに野菜用の培養土をギリギリまで入れて、水をしみこませてから種まきをします。
ジフィーポットは土に還るので、発芽後にポットごと植え付ける予定です。ジフィーポットの底を突き破って、ニンジンが成長すると想定しています。
培養土が乾かないように気をつけながら、発芽するまで明るい日陰に置いておきます。

ニンジンの種まき実験2(7日目:2024年8月中旬)
発芽しました。日陰に置いていたので、弱々しい感じがします。ここからは日当たりのいいところで、成長を待ちます。

ニンジンの種まき実験3(11日目:2024年8月中旬)
しっかりとした芽がたくさん出てきました。ジフィーポットは乾きやすいので、水やりに気をつけながら育てていきます。

ニンジンの種まき実験4(21日目:2024年8月下旬)
本葉も出て、ニンジンらしい雰囲気が漂い始めてきました。ここまでは想定内の成長です。

間引かずに、ジフィーポットが完全に土に埋まるように植え付けします。これで、ジフィーポットが土に還りながら、ニンジンがジフィーポットの底を突き破っていくはずです。

ニンジンの種まき実験5(34日目:2024年9月上旬)
大きくなってきているので、ちゃんと根付いてくれたようです。土の中がどうなってるかわかりませんが、地上部は順調に成長しています。

密集してきたので、1本に間引きました。1本にすると頼りない感じですが、暑さに負けずに育ってくれるでしょうか?

ニンジンの種まき実験6(83日目:2024年10月下旬)
頼りなかったニンジンたちが、立派に大きくなっています。

根元の方を見ると、こんな感じです。土の中のニンジンは、まだこれから大きくなるという雰囲気です。

ニンジンの種まき実験7(130日目:2024年12月中旬)
霜が降りるようになったので、収穫しようと思います。

立派なニンジンが収穫できました。二股に分かれたニンジンもありますが、家庭菜園での栽培なら問題ないと思います。

ジフィーポットを使えば、ニンジンの植え替えができて、立派なニンジンを栽培できることがわかりました。確実に発芽させたいなら、この方法をオススメできると思います。
ニンジンの発芽・植え替え実験は大成功です!

【確実に発芽?】ニンジンの種まき実験【2024年】まとめ
何度かニンジンを発芽させられないことがあったので、植え替えという禁じ手を試してみました。どうなるか心配でしたが、立派なニンジンを収穫することができました。
ポイントはジフィーポットを使うことですが、ジフィーポット代を考えると微妙な気もします。でも、こういう方法でもニンジン栽培は可能ということがわかりました。
今度は、ジフィーポットを使わずに植え替えしたらどうなるかを試してみる予定です。