ポポーの栽培記録1年目【2020~2021年】

幻の果物と呼ばれる「ポポー。最近流行っているようですが、そのずっと前からその存在は知っていました。子どもの頃、なぜか家の庭にあり、「ポポー」なのか、「ポポ」なのか、わからないまま食べていました。

そのポポーをまた食べてみたいということで、苗を買って栽培に挑戦です。

ポポーの栽培記録1年目【2020~2021年】

ポポーの栽培記録を記事にしていくときに、どのくらいの期間を1つの記事にしようか悩みましたが、八重桜の挿し木を1年でまとめたので、ポポーの栽培記録も1年を1記事にすることにしました。八重桜の挿し木は失敗したので1年で終わりになっていますが。

ポポーは実がなるまで3年はかかるようなので、3年目か4年目あたりに初めての収穫になると思います。

ポポーについて

ポポーの詳しい説明は別の記事に書こうと思っているので、ここでは簡単に紹介したいと思います。

ポポーは収穫から3日くらいしかもたないので、流通が難しいそうです。そのため、「幻の果物」と呼ばれています。産地以外で生のポポーを手に入れるには、自分で育てるか、育てている人からもらうかしかないと言えそうです。

そんなポポーですが、受粉されるには違う品種が必要だそうです。自家受粉や同じ品種での受粉は難しいということで、実がなるには最低でも2本必要になります。しかも、1つの花で花粉が出るタイミングと、受粉できるタイミングがずれているようなので、人工授粉するのが確実みたいです。

耐寒性は高いみたいなので、かなり北の方まで地植えで栽培可能だそうです。病害虫も少ないということで、地植えすれば放置できる感じかもしれません。

ポポーを栽培しようと思った理由

ポポーを栽培しようと思った理由は、子どもの頃に食べたポポーをまた食べようと思ったからです。それで調べてみたら、最近流行っているという情報を見かけました。そのおかげで、苗木は簡単に手に入りました。

理由はもう1つあります。数年前に庭を整理しようと思って邪魔な木を切ったんですが、ポポーは生きていたようで気づいたらポポーが生えていました。切ったときは興味なかったのでポポーを切ったのか覚えていませんが、おそらく切ったのでしょう。

それでどうせならと思ってそのポポーを残し、苗木を買ってきて育てようということになりました。1本で実がなるなら苗木は買いませんでしたが、2本以上必要ということで苗木を買いました。

生えてきたポポーの場所が悪かったので、移動させるために挿し木にも挑戦しています。

ポポーの栽培記録【2020~2021年】

ポポーを育てることを決めたのは2020年の秋です。地植えにすることも考えていたので、植え付け適期に合わせて買おうかと思いましたが、苗木がなくなってしまう可能性も考えて、すぐに購入しました。

苗木を手に入れたのが秋なので、すぐに葉っぱが落ちて棒みたいな状態で数カ月という悲しい感じでスタートしました。

ポポーの苗木の購入(1日目:2020年10月下旬)

ポポーはいくつも品種があるみたいなので、実の大きさや味などの情報を調べて品種を選びました。何種類(何本)買うか迷いましたが、庭に出てきた1本に苗木3本を加えて、合計4本にすることにしました。

地植えのポポーはおそらく放置で大丈夫だと思いますが、苗木の方は枯らしてしまう可能性もあったので、少し余裕を持って、という感じです。買ったのは「ウィルソン」、「スィートアリス」、「ミッチェル」の3品種です。写真は左からその順番で並んでいます。税込みで1本4,000円ちょっとだったので、合計で12,000円くらいの出費です。

写真でもわかると思いますが、すでに葉っぱが枯れてきています。成長する様子が見られるのが春以降という残念なタイミングでもあります。1年以内に地植えするつもりだったので、買ったときの鉢のままで育てていくことにしました。

ポポーの苗木を買ってきたら、すぐに大きめの鉢に植え替えた方がよさそうです。買ったときの鉢のままで育てたのを後悔しています。

ポポーの栽培記録1年目1(22日目:2020年11月中旬)

完全に棒状になり、軒下に移動させました。とりあえず霜対策をしたという感じですが、どこまで何をすればいいのかわからなくて、過剰になってるかもしれないと思いながらの対策です。

写真を撮っていませんが、地植えのポポーも同じくらいの時期に棒になっていたと思います。

ポポーの栽培記録1年目2(33日目:2020年11月下旬)

必要かどうかわかりませんが、敷き藁で防寒してみました。水やりは「乾いたらたっぷり」を心がけましたが、冬はなかなか乾かないのでそのままでいいのか悩みながらでした。しかも、敷き藁のせいでわかりにくいという。

冬の間は1週間に1回くらいの水やりになっていたと思います。

ポポーの栽培記録1年目3(35日目:2020年12月上旬)

ダイソーでプチプチを買ってきて、鉢の周りに巻いてみました。耐寒性が高いという話なので、ここまでする必要はないのかもしれませんが、いきなり冬越し失敗というのも悲しいので、できる限りの対策をしました。3本で12,000円以上ですし。

ポポーの栽培記録1年目4(55日目:2020年12月下旬)

2020年の八重桜の挿し木の記事にも書きましたが、水やりのタイミングをわかりやすくするために割り箸を挿しました。後になって、結局わかりにくいということが判明してやめましたが。

ポポーの栽培記録1年目5(107日目:2021年2月中旬)

発酵油かすを買ってきて、寒肥をあげました。写真は1つだけですが、3本とも肥料をあげて、地植えポポーの周りにも肥料を埋めました。

ポポーの栽培記録1年目6(155日目:2021年3月下旬)

3月も終わるので、防寒対策を終了しました。プチプチを取って、敷き藁も撤去です。おそらくこの日より前だったと思いますが、軒下から移動させています。左の鉢を隠しているのはオタフクナンテンです。

ポポーの栽培記録1年目7(161日目:2021年4月上旬)

地植えポポーの芽の色が少し変わってきました。地植えポポーは寒肥をあげただけで放置ですが、とりあえず冬越しできそうな雰囲気です。

ポポーの栽培記録1年目8(169日目:2021年4月中旬)

地植えポポーの新芽が出ました。鉢のポポーは写真がなかったので、この時点ではまだ棒のままだったと思います。

ポポーの栽培記録1年目9(183日目:2021年4月下旬)

鉢のポポーも葉っぱが出てきました。写真はミッチェルです。

ポポーの栽培記録1年目10(200日目:2021年5月中旬)

鉢のポポー3本すべてで葉っぱが出て、大きくなって数も増えてきました。とりあえず冬越しに成功したようです。

ポポーの栽培記録1年目11(280日目:2021年8月上旬)

夏の日差しが強すぎることを考えて、西日の当たらないところに移動させました。それまでは夕方くらいまで日が当たるところに置いていました。

写真はありませんが、黄色くなった葉っぱがあり、少しぐったりしているように見えるのが気になっていました。元々そういう感じなのかもしれないとも思いましたが、地植えポポーはもう少しピンとした感じでした。

鉢栽培の問題なのか、水やりの問題なのか、病害虫の問題なのか、鉢のサイズの問題なのか。ちなみに、この時点でも地植えする場所は決まっていません。

ポポーの栽培記録1年目12(312日目:2021年9月上旬)

9月上旬なのに完全に黄色い葉っぱが出てきました。何か問題が起こっている可能性がありそうですが、原因はわかりません。水やりを増やしたり減らしたりしても、ぐったりした葉っぱに変化がありませんでしたし。

2年目の夏に知ったんですが、葉っぱが黄色くなっているのは根っこに問題があるみたいです。おそらく買ったときの鉢のまま育てていたことがよくなかったと思うので、しばらく鉢で育てるのであれば必ず大きめの鉢に植え替えた方がいいと思います。

ポポーの栽培記録1年目13(347日目:2021年10月上旬)

また写真はありませんが、苗木のポポーは明らかに元気がなくなってきました。葉っぱが真下に下がっている感じです。緑だった葉っぱの色も薄くなってきました。

8月上旬の時点でも葉っぱが黄色くなってきていて、何かの問題が起きてそうだったので、水やりを変えたりしながら2か月が経過しました。土がしっかり乾いてから水やりしたり、毎日水やりしたり。

もう10月なのでこれが普通なのかもしれませんが、どうなんでしょうか。

ちなみに、風で鉢が何度か倒れて土が減ってしまったので、余っていた培養土を上から追加したりもしています。

ポポーの栽培記録1年目14(368日目:2021年10月下旬)

鉢のポポー(スィートアリス)に花芽のようなものがありました。花芽は期待していなかったので驚きと嬉しさがあります。

さらに、地植えのポポーに花芽のようなものを発見しました。ネット情報によると、ポポーの花芽は丸いらしいので、花芽で間違いないと思います。

この2本がちゃんと冬越しして、春に開花してくれたら、早くもポポーが収穫できるかもしれません。鉢のポポーは実を付けると成長に影響と思うので、うまくいったときに収穫までもっていくか悩むところです。

ポポーの栽培記録1年目15(375日目:2021年11月上旬)

鉢のポポーがほぼ棒になりました。地植えのポポーの写真はありませんが、少し遅れて棒になったと思われます。

この続きは2年目の記録としてまとめていきます。

ポポーの栽培記録1年目まとめ【2020~2021年】

ポポーの苗木を購入してから約1年。本当は落葉期に植え替えした方がよかったんだと思いますが、地植えにするつもりだったので購入時の鉢のままにしておきました。植え替え適期を考えたら、とりあえず一回り大きな鉢に植え替えていたかもしれません。

鉢のサイズの問題なのか、苗木の方は夏くらいから元気がなさそうにしていました。地植えのポポーと比べなかったらそういうものと思えたかもしれませんが、地植えのポポーが元気だったので何らかの問題があったと考えています。

夏に西日が当たらない場所に移動させたのが遅かったのが悪かったかもしれませんし、水やりがうまくいっていなかったのかもしれません。それでも、途中で枯れてしまった感じでもなさそうなので、次の春にちゃんと芽吹いてくれることを祈る感じです。

ポポーは品種の違う2本の木がないと受粉できないので、購入した苗木の1本と地植えのポポーに花芽のようなものができたのが嬉しいところです。さすがに苗木の方に身を付けさせるとよくなさそうなので、苗木の花粉で地植えの花を受粉させるという感じになりそうです。

他にも育てたい果樹が出てきてしまったので、地植えにするのはとりあえず延期して、一回り大きな鉢に植え替えることにしました。2年目の栽培記録はそこからスタートです。

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