八重桜の緑枝挿し【2023年】

八重桜の緑枝挿し、4回目。2022年に初成功しましたが、途中で枯れる可能性もあるので、2023年も挿し木をします。

これまでの経験を活かして、成功率を上げたいと思います。

八重桜の緑枝挿し【2023年】

八重桜の緑枝挿しは4回目なので、作業的には慣れてきました。それでも、アジサイと違って気軽にできるほど簡単ではないので、気合が入ります。

それでも、2022年の緑枝挿しが成功しているので、少しは気楽に取り組むことができます。

八重桜の緑枝挿し(2023年)

2023年の緑枝挿しも、2022年と同じくらい大量の挿し穂を用意しようと思っていました。でも、置き場所の関係もあって、少なめにしました。

挿し穂作りに使うハサミは「みきかじや村 楽なんです 剪定」なので、全部発根しないで終わりということはないと思います。ただ、冬越しできずに失敗してしまうかもしれません。

八重桜を挿す(1日目:2023年6月下旬)

2023年の八重桜の緑枝挿しは、プラスチックのコップを使います。これは2022年の八重桜の緑枝挿しとツツジの挿し木に使ったものです。

コップの底と下の側面に水抜き用の穴を開けてあります。そのコップに、鹿沼土(細粒)と挿し木用土を使って挿し木をします。

挿し穂は1節だけ埋めるようにして、下を斜めかV字に切りました。基本的に斜めで、太い挿し穂だけV字という感じです。

葉っぱは1~2枚残して、半分くらいの大きさに切りました。挿し穂全体の写真を撮り忘れたのが残念です。

作った挿し穂を水に浸けて、1時間程度水揚げ。

挿し穂作りで余った枝を使って、先に水をかけておいた土に穴を開けてから、挿し穂を1本ずつ挿しました。透明のプラスチックコップなので、発根したら根っこが見えるかもしれません。

全部挿したら、水をかけて固定。十分に固定できなかったので、指で押して固定もしました。これで挿し木完了です。

鹿沼土(細粒)10本、挿し木用土10本の合計20本。どれだけ発根してくれるでしょうか?

八重桜の挿し木の経過1(21日目:2023年7月中旬)

葉っぱが枯れた挿し穂が出てきました。水やりは毎日続けているので、土が乾いているタイミングはない状態が続いています。

新しく葉っぱが出始めている挿し穂もありました。真夏の暑さで枯れなければいいんですが。

八重桜の挿し木の経過2(45日目:2023年8月上旬)

枯れてしまった挿し穂が増えてきました。

9月頃までこのままにしておこうと思いましたが、整理することにしました。葉っぱが枯れた挿し穂を抜いてみたら、全部発根していませんでした。

残ったのは挿し木用土3本、鹿沼土2本の合計5本です。このまま夏を越えてくれたら、鉢上げするものと鉢上げしないものの比較ができます。

八重桜の挿し木の経過3(52日目:2023年8月中旬)

真夏の8月中旬ですが、残った5本はまだ枯れていません。このまま夏を乗り切ってほしいところ。

挿し木用土に挿した1本は根っこが見えてきました。新しい葉っぱが出てきている挿し穂は、まだ根っこが見えていません。

根っこに光を当てるのはよくないらしく、その対策でアルミホイルを巻くといいと聞いたので、プラスチックコップをアルミホイルで巻きました。

八重桜の挿し木の経過4(98日目:2023年9月下旬)

夏の間に3本枯れて、残りは2本になりました。8月中旬は5本が順調そうだったので、少し残念です。

暑さも和らいできたので、9cmのスリット鉢に鉢上げします。

葉っぱが残っていた八重桜の根っこ比較。鹿沼土(細粒)の方は根っこが見えていません。

土から出してみると、違いは一目瞭然。挿し木用土の方が圧倒的に根っこが多くなっています。

2023年の休眠挿しでも感じましたが、八重桜の挿し木では鹿沼土(細粒)より挿し木用土を使った方がよさそうです。

安い草花用の培養土を使って鉢上げ。培養土がカラカラに乾ききっていたので、しばらく底面給水することにしました。

鉢上げ後は、1~2週間くらい元の場所(日陰)に置いておきます。

新しい芽も出てきているので、来年に向けての準備が始まっているようです。

八重桜の挿し木の経過5(108日目:2023年10月上旬)

日陰から、西日が当たらないところに移動させました。今のところ葉っぱは元気そうです。

八重桜の挿し木の経過6(133日目:2023年11月上旬)

片方の葉っぱが落ちました。葉っぱがなくなると枯れてないかわからなくなるので、心配になります。

必要かわかりませんが、日当たりのいいところに移動させておきます。

八重桜の挿し木の経過7(183日目:2023年12月下旬)

葉っぱが全部落ちて、棒になりました。このまま枯れてしまう可能性もあるので、春までドキドキです。

2022年の緑枝挿しは屋内で冬越しに成功したので、今回も同じように屋内管理にします。水やりのときに外に出す程度の予定です。

八重桜の挿し木の経過8(264日目:2024年3月中旬)

3月も半ばになり、ドキドキの春が近づいてきました。

1本だけ、芽が膨らみ始めて緑色が見えてきています。無事に冬越しできそうです。

八重桜の挿し木の経過9(285日目:2024年4月上旬)

右の八重桜の芽がはっきりと緑になってきました。左は変化がないので、枯れてしまったのかもしれません。

もう少しで葉っぱが出てきそうです。冬越し成功と言っていいと思います。

八重桜の挿し木の経過10(306日目:2024年4月下旬)

右側は葉っぱもしっかりして枝も伸び始めていますが、左側は変化がありません。枯れてしまったようです。

鉢上げしてから肥料をあげていないので、余っているイチゴの肥料で追肥することにしました。

元気そうですが、2021年の緑枝挿しのときにいきなり枯れたので、油断できません。

八重桜の挿し木の経過11(317日目:2024年5月上旬)

左側は棒のままですが、右側が一気に大きくなりました。肥料の効果でしょうか?

棒の方は枯れたと判断して、ここで終了としました。抜いてみたら、根っこは残っていました。

八重桜の挿し木の経過12(345日目:2024年6月上旬)

鉢に合わないくらいに大きくなりました。斜めになっているのを直すついでに、鉢増しするか迷っています。

気になって調べてみたら、「鉢増し」と「植え替え」は違うらしいですね。根っこをいじらずに鉢を大きくするのが「鉢増し」、根っこをいじるのが「植え替え」だそうです。

鉢増しなら真夏以外にやっても平気という情報もあったので、検討してみます。とりあえず、2023年の八重桜の緑枝挿し1年目の記録は、ここで終わりにします。

八重桜の緑枝挿し【2023年】まとめ

八重桜の緑枝挿しも4回目。成功したものも含めて、この八重桜以外は全部枯れてしまいました。挿し穂を取った八重桜は元気ですが、挿し木した八重桜で残ってるのはこの1本だけです。

挿し木用土と鹿沼土(細粒)を使いましたが、八重桜の挿し木は挿し木用土を使った方がよさそうです。2024年も挑戦予定なので、挿し木用土だけを使おうと思っています。

2023年は挿し穂を少なめにしたので、発根して鉢上げまでできたのが2本でした。冬越しできたのはそのうちの1本だけです。

残った1本は大きく育ちましたが、斜めになってしまっています。鉢のサイズも合ってないようなので、直すついでに鉢増しするかは検討中です。

2年目の記録はまた別の記事にまとめる予定です。

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