2020年から始めた八重桜の挿し木。2020年と2021年は緑枝挿し(りょくしざし)という梅雨時期の挿し木で挑戦しました。別の方法として、芽吹く前の冬から始める「休眠挿し」というのもあります。
2022年2月の段階で冬越し中の八重桜の挿し木がちゃんと芽吹いてくれるかわからないので、庭の八重桜の剪定ついでに休眠挿しに挑戦してみました。
八重桜の挿し木(休眠挿し)【2022年】
八重桜の挿し木は、八重桜の移動とバックアップを目的に始めたので、ちゃんと成功していない段階では可能性を上げるために挑戦回数を増やしたいところです。休眠挿しは成功確率が低いらしいので2021年は挑戦しませんでしたが、少しでも可能性があるならということで挑戦してみました。
いくつかのサイトやブログなどを見たところ、2月頃に剪定した枝から挿し穂を取り、土に埋めるか冷蔵庫で保管して、3月頃に挿し木するのがいいようです。土に埋めるとどこに埋めたかわからなくなるので、冷蔵庫で保管することにしました。
剪定バサミは新しく買ったものを使いました。
八重桜を挿す(休眠挿し)【2022年】
休眠挿しでは、挿し穂を取って3月頃まで保管するらしいのですが、すぐに挿すものと、3月まで保管するものに分けてみました。
八重桜の剪定の適期は12月らしいです。でも、休眠挿しに挑戦する可能性もあったため、2月まで先延ばしにしてありました。そのまま挿すのも考えたので、剪定は2月下旬にして、剪定枝から挿し穂を取りました。
八重桜の挿し木(休眠挿し)の準備
2021年と同じように、鹿沼土の細粒と種まき・挿し木用の土に分けて挿し木をしました。すぐに挿すのはジフィーポットで、2021年にも使ったCD・DVDケースに入れて室内管理です。冷蔵庫で保管する挿し穂はジップロックに入れました。
八重桜の休眠挿し1(1日目:2022年2月下旬)
挿し穂を取ってすぐに挿し木をする分だけ水揚げをしました。鹿沼土の細粒で6本、種まき・挿し木用の土で6本の計12本です。
ダイソーで買ったCD・DVDケースにぴったり入るサイズで、取り出すのが難しい感じになっています。
八重桜の休眠挿し2(32日目:2022年3月下旬)
そろそろ4月にもなるので、冷蔵庫で保管していた挿し穂の挿し木をしました。土を用意しながら水揚げです。鹿沼土の細粒と種まき・挿し木用の土は水を吸うのに時間がかかるということで、家にあったトレイと発泡スチロールの箱に入れて、水をためて放置です。
ジフィーポットで6本ずつ、種まき用の連結ポット(プラスチック)で鹿沼土15本と種まき・挿し木用の土10本、ペットボトル4個に4本ずつ、合計で53本です。これらは全部屋外管理にしました。
八重桜の挿し木(休眠挿し)の経過【2022年】
休眠挿しは途中で挿し穂を追加できないので、すぐに挿したものと、冷蔵庫保管したものを2回に分けて挿し木しました。2020年と2021年の緑枝挿しのようにごちゃごちゃした感じになっていないので、経過もわかりやすいかなと思います。
八重桜の休眠挿しの経過1(51日目:2022年4月中旬)
芽の先の方の色が変わってきているものがいくつか出てきました。調べたところによると、挿し穂自体の力で葉っぱが出て、その後成長が止まり、発根するとさらに成長するようです。
八重桜の休眠挿しの経過2(63日目:2022年4月下旬)
冷蔵庫保管のもの(上の写真)は葉っぱが出てきたものがいくつかあります。冷蔵庫に入れておいても、ちゃんと生きていた証拠です。すぐに挿し木したもの(下の写真)も屋外管理にしましたが、動きがありません。
八重桜の休眠挿しの経過3(72日目:2022年5月上旬)
冷蔵庫保管のもので先に出た葉っぱが変色を始めました。新しく葉っぱが出てきているものもあるようですが、全体的にはあまりいい状態ではなさそうです。
八重桜の休眠挿しの経過4(84日目:2022年5月中旬)
右上の写真にある1本以外は枯れてしまったようです。この1本が生き残ってくれるといいのですが。
八重桜の休眠挿しの経過5(100日目:2022年6月上旬)
2022年5月中旬に生き生きとしていた葉っぱも枯れ、全滅のようです。すぐに挿したやつ(4枚目の写真)は途中で無理だと思ったので、水やりが雑になっていて、完全に乾いてしまっています。
挿し穂を全部抜いてみましたが、発根していたものは1本もありませんでした。1枚目の連結ポットに立てかけてあるのが最後に葉っぱが出た挿し穂です。
八重桜の挿し木(休眠挿し)まとめ【2022年】
休眠挿しは難しいという情報の通り、1本も発根せず、2022年の休眠挿しは失敗に終わりました。管理の仕方を変えればどうにかなるレベルなのか、そういうレベルではないのかはわかりませんが、今までの緑枝挿しで発根したものとの違いが1つあります。
2020年も2021年も発根したのはプランターに挿したものです。土の量が多いので乾きにくいというのが関係している可能性があります。2022年の休眠挿しではそのプランターを使わなかったので、また挑戦するとしたら使ってみようと思っています。
2021年の緑枝挿しは冬越しした1本が枯れたような感じになり、2022年の休眠挿しも失敗という感じだったので、2022年の緑枝挿しは高い剪定バサミを購入しての挑戦です。