大玉スイカ栽培1年目【2022年】

大玉スイカの栽培に挑戦です。小玉スイカの方が作りやすそうな気はしましたが、どうせなら大きいスイカを作りたいということで、大玉スイカにしました。

大玉スイカ栽培1年目【2022年】

家庭菜園で何を栽培しようかと種コーナーを見ていたときに、大玉スイカの種を見つけました。小玉スイカと迷いましたが、大玉スイカの種を選びました。

大玉スイカの種はガーデンフレームの家庭菜園で使った種と一緒に買いましたが、ガーデンフレームは受粉が必要ないもの限定にしたので、大玉スイカは仲間外れになりました。

大玉スイカの栽培【2022年】

何でもそうだと思いますが、初めて栽培するのであれば苗を買ってきた方が簡単だと思います。でも、大玉スイカは他の野菜の種と一緒に種を買ってしまったので、種からの栽培になりました。

種を蒔いた場所は、夏野菜を受けた家庭菜園の端っこです。

大玉スイカの種まき(1日目:2022年6月上旬)

大玉スイカは柿の木の切り株跡地に作った家庭菜園に種を蒔くことにしました。家庭菜園は穴を掘って、黒土牛糞たい肥腐葉土を地面の土と混ぜて、元肥として骨粉入り油かすを入れました。

YouTubeの「畑は小さな大自然!そーやん」の動画によると、種まきなら水やりなしでも大丈夫ということだったので、水やりなしで挑戦することにしました。

水やりなしで大丈夫な理由は、自然の状態だと水やりなしで発芽しているからというものでした。種は水が来るまで待ち続けることができるということでした。それが本当なのかを試すという目的もありました。

大玉スイカの種まきの時期は6月上旬までということだったので、タイミング的にはギリギリです。それなのに水やりをしないというチャレンジングなやり方になりました。

マイクロシードの「ピノ・ガール」という小玉スイカも同じ日に種を蒔きました。

大玉スイカの経過1(8日目:2022年6月上旬)

大玉スイカが発芽していました。種まきから1週間。水やりなしで発芽することがわかりました。天気はあまり覚えていませんが、雨が降ったりしていたはずなので、しばらく雨が降らなかったらどうなっていたのか気になるところです。

大玉スイカの経過2(19日目:2022年6月中旬)

本葉が出てきました。スイカはツルが伸びるので周りに藁を敷きました。

大玉スイカの経過3(26日目:2022年6月下旬)

家庭菜園の追肥と一緒に追肥をしました。敷き藁をどかして、大玉スイカの周りの土に混ぜ込みました。使ったのは骨粉入り油かすニームケーキです。ニームケーキは害虫対策になるという噂のものです。

このタイミングに追肥をするべきなのかわかりませんが、ついでだったのでやっておきました。

大玉スイカの経過4(40日目:2022年7月上旬)

大玉スイカがだいぶ大きくなってきました。ただ、ウリハムシが何匹もついていたりして、葉っぱも少しボロボロになっています。このままで大丈夫なのかわかりませんが、無農薬栽培をするつもりなので農薬以外の対策をします。

スイカは本葉が5~6枚くらいのときに親ヅルを摘芯をするらしいんですが、少し長めなところで先端を切って摘芯しました。これでいいのかわかりませんが、今後の成長を見守ります。

ウリハムシ対策も込みで木酢液とニームオイルを撒きました。木酢液は木紅木さんの「唐がらしエキス入りキクノール」を使いました。水1リットルにキクノール5cc、ニームオイル6ccです。週1ペースで撒く予定です。

このあとからウリハムシの被害が減ってような気もします。その代わりというか、アブラムシが葉っぱの裏に大量発生していて、何度か手で潰したりしています。

大玉スイカの経過5(54日目:2022年7月下旬)

他の夏野菜と一緒に追肥をしました。使った肥料は発酵鶏ふんです。どのくらいの量が必要かわからなかったので、夏野菜と同じ20ccにしました。

追肥は株元から少し離れた家庭菜園の枠に使った石の辺りに穴を掘って埋めました。埋めた後に水をかけて完了です。埋める前に水をかけるというやり方もあるみたいですが、埋めてから思い出しました。

大玉スイカの経過6(57日目:2022年7月下旬)

少しわかりにくいと思いますが、子ヅルに大玉スイカに雌花が咲いていました。スイカは雌花と雄花に分かれていて、雌花の下には小さなスイカがついています。雄花にあるおしべの花粉が雌花にあるめしべについて受粉するそうです。

育て方を見ると人工授粉をした方がいいようなので、雄花を取っておしべを雌花のめしべに擦り付ける感じで人工授粉をしてみました。今後の成長に期待です。

大玉スイカの経過7(60日目:2022年7月下旬)

大玉スイカを空中栽培するためにネットを張ってツルを這わせました。支柱がスイカの重さに耐えられるか心配ですが、それ以前にスイカがちゃんと大きくなってくれるかが問題です。なぜなら、大玉スイカの経過5で人工授粉した雌花が行方不明になってしまったからです。

ツルは順調に伸びているので、またどこかで雌花が咲いてくれると信じることにします。

大玉スイカの経過8(62日目:2022年8月上旬)

子ヅルのさらに伸びた先に大玉スイカの雌花が咲いていたので、雄花を取って人工授粉しました。花粉がついためしべの写真を撮ろうと思いましたが、カメラでは確認できませんでした。肉眼では見えたので、花粉をちゃんとつけることはできました。

前回の雌花と違って、小さいスイカに縞模様がついているのが見えます。

大玉スイカの経過9(67日目:2022年8月上旬)

大玉スイカが順調に大きくなっています。今回は受粉に成功したようです。収穫時期は着果から30~40日らしいので、順調にいけば9月上旬くらいに収穫できると思います。8月を過ぎると夏な感じが薄れてしまいますが、最近は9月でも十分に暑いので、夏の風物詩として楽しめそうです。

スイカの空中栽培は小玉スイカじゃないとスイカの重さで落ちてしまうというのを見た気がするので、もう少し大きくなったらネットに入れて支柱にぶら下げる予定です。

大玉スイカの経過10(68日目:2022年8月上旬)

大玉スイカの実がなっているツルの先に雌花が2つできていました。種の袋の説明によると、1つのツルに実を1つという育て方にするようなので、摘果のために2つの雌花を取ってしまいました。2つくらい実がなってくれるといいなと思っていますが、他のツルに期待することにします。

大玉スイカの経過11(71日目:2022年8月上旬)

1つ目のスイカとは別のツルに、大玉スイカの雌花が咲いていたので人工授粉しました。これが成功すれば大玉スイカの実は2つになります。どちらかでも収穫できればいいなと思っています。

大玉スイカの経過12(72日目:2022年8月中旬)

最初にできた大玉スイカがしなしなになっていました。大玉スイカの経過8のときから大きさはあまり変わっていないので、成長に問題がありそうな感じです。

調べてみたところ、気温の問題で実が大きくならないことがあるようです。他にも日照不足や肥料不足などもあるということでした。そろそろ追肥のタイミングなのかもしれませんが、葉っぱはすごく元気です。

大玉スイカは空中栽培をしていて、ネットは南向きに張っています。その関係でスイカの実は、ネットの下側で葉っぱの陰になる場所にぶら下がっています。西側は空いているので西日は当たりますが、それだけだと日当たりが足りないのかもしれないので、近くの葉っぱを取りました。

他にも一番果は大きくなりにくいという情報もありました。考えてみたら、子ヅルの一番果なんですよね。種の袋には「15~25節目に着果させる」と書いてあって、そのくらいの位置だったのでそのままにしましたが、一番果だということが原因なのかもしれません。

一番果が原因だとしたら、大玉スイカの経過10で人工授粉した雌花もその子ヅルで最初の雌花なので、同じようになる可能性があります。2~4番目の雌花で着果させるのがいいという情報も見つけたので、様子を見ながら判断したいと思います。

大玉スイカの経過13(75日目:2022年8月中旬)

最初の大玉スイカが完全にダメになっていました。仕方ないので取って根元付近に転がしておきました。

2番目の大玉スイカは順調そうでしたが、ツルの整理をしたときに間違ってツルを根元から切ってしまいました。その先に雌花ができていて、二番果を育てようか考えていたのでかなりショックです。

ちゃんと確認したはずなんですが、ツルが絡まっていて途中で違うのを追っていたんだと思います。ツル系の野菜・果物を育てるときは注意が必要ですね。

他にも受粉したと思われるスイカと、人工授粉したスイカがあるので、この2つが大きくなってくれることを期待です。人工授粉したスイカは2枚目の写真ですが、拡大するとめしべに花粉がついているのが見えると思います。

間違って切ってしまった2つ目の大玉スイカはそのまま捨てるのがもったいないので、食べてしまうことにしました。半分を天ぷら、半分を浅漬けにしました。スイカの天ぷらは初めてでしたが、ちょっと硬めのズッキーニみたいな感じでした。

半分に切ったところ、スイカらしさはほとんどありませんでした。

写真はありませんが、追肥として発酵鶏ふんを20ccあげました。前回の追肥と反対側に穴をあけて埋めました。

大玉スイカの経過14(89日目:2022年8月下旬)

一番大きくなっていた大玉スイカを収穫ネットに入れて吊るす感じにしましたこのまま大きくなると重さで落ちてしまうかもしれない空中栽培の対策です。買ってきた収穫ネットが思ったより縦長だったので、下の方をビニール紐で結びました。

これで大きくなっても収穫ネットが支えてくれて、重さで落ちることはないはずです。ちなみに、収穫ネットは空中栽培用のネットを張るのに使っている支柱に結んであります。

地面には大玉スイカが2個転がっています。土に触れないようないいので、石の上に乗せてあります。これも収穫ネットに入れてぶら下げるか、このままにするか迷っています。

写真を撮り忘れてしまいましたが、他にも小さめのものがぶら下がっています。ツル1本にスイカ1個という感じにしようと思っていますが、ツルをたどるのが大変だったので、とりあえず放置中です。

大玉スイカの経過15(96日目:2022年9月上旬)

石の上に置いた大玉スイカが大きくなってきました。いつ着果したかわからないので収穫時期がわからないのが問題です。

少し調べてみたところ、近くの巻きひげが茶色くなったら収穫時期のようです。他にも模様だったり、ツヤだったり、叩いたときの音(低い)だったり、へその大きさとお尻の色だったりで判断することもできるみたいです。

ネットに入れた大玉スイカは写真を撮り忘れてしまいました。大きさはあまり変わっていないような気がしますが、ダメになっている感じではないような状態です。

ちなみに、この日に発酵鶏ふん20ccの追肥をしました。

大玉スイカの経過16(104日目:2022年9月中旬)

大玉スイカを見てみたら、葉っぱが枯れていました。2日くらい前から葉っぱがぐったりしていましたが、そのまま枯れてしまったようです。原因はわかりませんが、全体が枯れたということは根っこの問題でしょうか。そうだとしたら、追肥が原因になっているかもしれません。

このままだと実まで枯れていくので、収穫しました。本当ならもう少し置いておく予定だったので、まだ熟していないような気がします。

右がネットでぶら下げたスイカで、左2つが石の上に置いたスイカです。比較のために割り箸を置きましたが、大玉スイカにしてはかなり小さいことがわかります。

さらに翌日、3つのスイカを切ってみました。大きいものはそれなりに赤くなっていますが、黒い種は見当たりません。小さい2つはまだまだという感じで、そのまま捨てるしかなさそうです。

大きい方はギリギリ食べられるかもしれないと淡い期待を持っていましたが、全く甘みがありませんでした。2022年の大玉スイカは完全に失敗です。

大玉スイカ まとめ【2022年】

少し遅い種まきから始まった大玉スイカの栽培。水やりなしで発芽させることができたりと、最初は順調な様子でした。摘芯のタイミングや位置で悩んだのが懐かしく思えます。

最初にできた実は枯れてしまい、次の実はツルごと切り取ってしまうというハプニングもありました。ツルの整理をしっかりすることができなかったのがよくなかったと反省しています。

今回の大玉スイカは着果から30~40日が収穫時期でしたが、いつ着果したかの把握も不十分でした。気づいたら実ができていたのであれば仕方ありませんが、人工授粉したものについては日付を書いた何かをつけておけばよかったと思っています。

あとは追肥ですね。病害虫の影響で枯れたのでなければ、原因は追肥の可能性が出てきます。もっと離れたところに追肥した方がよかったのかもしれません。ただ、家庭菜園のサイズに比べて野菜などを多く植えてしまったので、次回はその辺も考える必要がありそうです。

初めてのスイカ栽培でいきなり空中栽培に挑戦してみましたが、問題点もありました。それはスイカをどうやってぶら下げるか問題です。今回はキュウリのように斜めに張ったネットを使いましたが、棚状にして上からぶら下げる感じにした方がいいような気がします。

というわけで、2022年の大玉スイカ栽培の反省点をまとめると、こんな感じです。

2022年 大玉スイカ栽培の反省点
  • 種まきの時期が遅かった
  • ツルの整理が不十分だった
  • 着果時期をわかるようにしておく必要があった
  • 追肥する場所を再検討

見事に失敗した大玉スイカの栽培。このまま終わるわけにはいきません。来年も挑戦するつもりです。

2022年の経験を活かして、来年こそは成功させたいと思います。種が余っているので、おそらく再利用することになります。発芽しなかったら新しく種を買うか、苗を買うかしてリベンジです。

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