アジサイの挿し木【2020年】

八重桜の挿し木をやろうと思ったとき、一緒にアジサイの挿し木にも挑戦しました。初挑戦は2020年。その経過を公開します。

この記事は、挿し木から翌年の春までの期間の経過となっています。

アジサイの挿し木【2020年】

アジサイの挿し木は、庭にあったアジサイの位置を変えることを考えて、やってみようと考えました。日当たりのいい場所に移したかったんですが、アジサイは強い日差しが苦手なことを知り、どうするか悩み中です。

挿し木の情報は八重桜の挿し木と一緒に調べて、同じ年の八重桜の挿し木と同じようなやり方にしました。参考にしたサイトとかは、八重桜の挿し木の記事にまとめてあります。

アジサイの挿し木は比較的簡単ということで、少し期待しながらの挑戦です。

アジサイを挿す【2020年】

アジサイの挿し木は梅雨時が適しているということでしたが、少し時期が遅れた7月に挿し木をしました。初めての挑戦ということで、失敗も覚悟していました。

梅雨時の挿し木は「緑枝挿し」(りょくしざし)と呼ぶようです。その年に伸びた枝を使って挿し木をします。枝が緑なので「緑枝」ということだと思います。

アジサイの挿し木のやり方は別の記事にまとめてあります。

挿し木の準備

挿し木をするのにペットボトルを使うのがいいという情報を見て、2リットルのペットボトルを捨てずに取っておいて使いました。

ペットボトルを半分に切って、フタに穴を開けてそのフタを閉めます。それを逆さまにしてペットボトルの下側に入れます。そうすることで、水が抜けて倒れないようにすることもできるようになります。このタイミングだったか忘れましたが、うまく水が抜けないことがあったので、上側のペットボトルの口のところの斜めになっているところにも穴を開けました。

使った土は、種まき・挿し木用の土です。

挿し木用の枝を切るハサミは切れ味のいいハサミがいいらしいんですが、このときは家にあった剪定バサミを使いました。切れ味がいいとは言えないようなものです。

アジサイを挿す(1日目:2020年7月上旬)

アジサイから適当に枝を切って挿し穂を作りました。挿し穂の下は水の吸い上げが良くなるように斜めに切るといいらしいので、斜めに切りました。アジサイの枝は太いのでV字に切りました。

挿し穂は2~3節ごとに切って、節1つを土に埋めるように葉っぱを取りました。葉っぱは大きいものを2~3枚にして、蒸散を減らすために2分の1~3分の1くらいの大きさに切りました。それを水に漬けて水揚げです。水揚げは1時間半くらいだったと思います。

八重桜はいくつか挿しましたが、アジサイはペットボトルだけにしました。1個のペットボトルに4本です。風でペットボトルが倒れないように、下に石を入れてあります。

アジサイの挿し木の経過【2020年】

2020年7月上旬に挿し木をしたアジサイの経過です。一緒に挿し木したものの中で一番嬉しい変化をしてくれたのがアジサイでした。

挿し木の経過1(3日目:2020年7月上旬)

向きが違うので違いがあるのかよくわかりませんが、おそらくほとんど変化がないと思います。最初は毎日水やりをしていました。

挿し木の経過2(6日目:2020年7月中旬)

移動させるのが楽になるように収納ボックスに入れました。収納ボックスの底は割ってあり、そのまま水やりをしても水が溜まらないようになっています。

葉っぱが大きくなってきたような感じがします。

挿し木の経過3(17日目:2020年7月下旬)

上の方が写真に入っていませんが、新しい葉っぱも出てきているようです。水やり頻度は少しずつ下げ、乾く前に水やりという感じにしていました。

挿し木の経過4(22日目:2020年7月下旬)

葉っぱが新しく何枚か出てきています。根っこが出ているかはわかりませんが、順調な感じがします。

挿し木の経過5(24日目:2020年7月下旬)

土に埋まっていないところか根っこが出ていました。これで成功なのかわからなかったので、とりあえずそのままにしておくことにしました。

挿し木の経過6(31日目:2020年8月上旬)

夏の暑さにやられたのか、1本以外は枯れそうになっています。差が大きいので違いがはっきりとわかると思います。

挿し木の経過7(37日目:2020年8月中旬)

土の方からも根っこが見えてきました。残った1本は順調のようです。

アジサイの鉢上げとその後【2020年】

何とか残った1本のアジサイが夏越しできたので、鉢上げをしました。どの時期に鉢上げをするかわかっていませんが、夏を乗り切ったからいいだろうという判断です。

鉢上げには、確か4号(12cm)のスリット鉢を使ったと思います。スリット鉢は成長がいいという情報を見たことが理由です。

鉢上げ(84日目:2020年9月下旬)

アジサイを取り出してみたら、根っこが大量に出ていて驚きました。これだけ根っこが出ていれば大成功という感じでしょうか。

根っこが予想外に多かったので、鉢のサイズ的にはぴったりな感じだったと思います。最初は水やりを多めにして、そのあとは「乾いたらたっぷり」にしました。鉢上げ後なので、もともと置いてあった日陰で管理です。

鉢上げ後1(88日目:2020年10月上旬)

日陰で管理中。元気な様子です。普通のアジサイはどのくらいの時期に葉っぱの色が変わって落葉するのかわからないので、これからの変化で確認していくことになります。

鉢上げ後2(90日目:2020年10月上旬)

まだ葉っぱが元気なうちに日向に出しました。光合成で冬越しのための体力をつけてくれることを期待。念のため午前中だけ日が当たる場所にしました。

鉢上げ後3(112日目:2020年10月下旬)

葉っぱの状態の写真はありませんが、根元に芽が出ているのを発見しました。うまくいけば春に芽吹いてくれるはずです。

鉢上げ後4(132日目:2020年11月中旬)

葉っぱが色づいてきました。これはこれでキレイですね。でも、冬が近づいてきているので、冬越しが心配です。このタイミングだったか忘れましたが、午後も日が当たる場所に移動させてあります。

挿し木で増やしたアジサイの冬越し【2020年】

地植えになっているアジサイから枝を取って挿し木したので、寒さにはそこそこ強いとは思いますが、まだまだ小さい苗なので耐えきれるかが心配なところです。いろいろ悩みましたが、できる限りの防寒対策をすることにしました。

水やりは乾いたらたっぷりを意識して行いましたが、乾いたかどうかの判断に迷いました。

冬越し1(136日目:2020年11月中旬)

霜対策で軒下に移動させました。

冬越し2(149日目:2020年12月上旬)

敷き藁とプチプチで防寒対策を強化しました。これ以上やるとしたら室内に入れることになりますが、そこまでやらなくても平気だろうと判断しました。

冬越し3(169日目:2020年12月下旬)

水やりのタイミングをわかりやすくするために割り箸を挿しました。結局わかりにくくてやめましたが。

冬越し4(189日目:2021年1月上旬)

割り箸を引っ張ってみたら土ごと抜けました。土が凍っているようです。これで枯れてしまわないか心配になりましたが、屋外管理のままにしました。

冬越し5(221日目:2021年2月中旬)

春に向けて発酵油かすを寒肥としてをあげました。正確な数は忘れましたが、写真では3か所に1個ずつ埋めてあるように見えます。もしかしたらもう1個くらいあげていたかもしれません。

根元にあった芽が開き始めています。まだ2月ですが、この調子なら冬越しできそうです。

冬越し6(241日目:2021年3月上旬)

根元の芽から葉っぱが何枚か見えるようになってきました。こんなところに葉っぱが出て大丈夫なのでしょうか。

冬越し7(252日目:2021年3月中旬)

完全に葉っぱになってきました。上の方も葉っぱが出てきたので、無事に冬越しできそうです。

挿し木で増やしたアジサイの春【2020年】

初めてのアジサイの挿し木は1本だけ成功して、その1本の冬越しもできました。途中で土が凍るというハプニングもありましたが、それでも生きていたのには驚きです。

挿し木の成功したのは1本だけでしたが、その1本が冬越しに成功したようです。春になってどのように変わっていくでしょうか。

最初の春1(269日目:2021年3月下旬)

3月も終わる頃なので、防寒対策を終わりにしました。

最初の春2(290日目:2021年4月下旬)

葉っぱがたくさん出てきました。根元から出ている葉っぱはそれで大丈夫なのかという思いもありつつ、特に何もしないでおきます。

最初の春3(321日目:2021年5月下旬)

上からの写真でわかりにくいと思いますが、順調に育っています。鉢の大きさと比べてアジサイの方が大きくなってきたような気もします。

挿し木をしてから約1年ということで、1年目の経過はここで終わりにしようと思います。続きは別の記事に。

アジサイの挿し木まとめ【2020年】

2020年7月上旬の初挑戦したアジサイの挿し木。4本中3本は途中で枯れてしまいましたが、残りの1本は冬越しにも成功して順調に成長しています。アジサイの挿し木は比較的簡単ということでしたが、初挑戦で冬越しまで成功したので確かに簡単な方なんだと思います。

八重桜の挿し木と比べると、発根しやすい感じなので、初めて挿し木をするならアジサイがオススメかなと思います。失敗するとやる気もなくなりやすいですからね。

根っこの量の関係なのか、アジサイの強さなのかわかりませんが、土が凍ってしまっても無事に冬越しできたのは驚きでした。そういう意味でも、アジサイの挿し木はやりやすいのかもしれません。

このアジサイのその後の成長は別の記事にまとめてあります。

2021年もアジサイの挿し木に挑戦しています。

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